天馬の次世代エースvs.妖精女王
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尻尾《レイヴンテイル》には私たちを襲った奴、相手の魔力を一瞬で0にする魔導士がいる」
「確かにな。マスターの推測では1日目、ルーシィの魔法がかき消されたのもそいつの仕業と見ている」
あの小さな黒い生き物連れてた鼻の高い人形みたいな奴か。でも俺たちを襲った時はノーランと黒い生き物しかいなかったような・・・バレないように隠れてたのか?
「そんなに捕獲に通じている魔導士がいながらなぜそいつが実行犯に加わらなかったのかしら?」
「そういえばそうだよね〜?」
腕を組み考え込むシャルルとセシリー。
「それはバトルパートのルール上、参加者は闘技場の近くにいる必要があるからだろ」
「誰がバトルに選出されるのかギリギリまでわからないですからね」
グレイさんと俺がそう言う。
「考えすぎだよ、シャルル」
「うん。あいつらにとって方法より結果の方が大事だってよくわかったもん」
「ああ。いずれにせよ場外でも私たちを狙うつもりなら、警戒を怠ることなく、なるべく1人にならないように心がけよう」
ウェンディ、ルーシィさん、エルザさんがそう言う。しかしそれでもシャルルの厳しい表情は変わることがなかった。何が引っ掛かっているのか、俺たちには何もわからないが、あまり深く考えすぎても良くないと思うけどな。
『これより、大魔闘演舞二日目第三試合を行います!!』
俺たちが話しているとそんなアナウンスが聞こえてくる。
「シャルル〜、そろそろ応援席に戻らないと怒られちゃうよ〜?」
「それもそうね。私たちは応援席に行くから、あんたたちも頑張りなさい!!」
「オオッ!!」
「任せときな」
「うん!!」
「無論だ」
セシリーとシャルルの言葉にナツさん、グレイさん、ルーシィさん、エルザさんがそう答える。
「シャルルたちも気を付けてね」
「変なのにあったら叫べよ」
「わかってるわよ」
「じゃあね〜」
ウェンディと俺がそう言うとシャルルとセシリーは応援席へと向かっていく。
『青い天馬タクト・オリヴィエ!!』
第三試合はタクトさんが出てくるのか。
『vs.妖精の尻尾Aエルザ・スカーレット!!』
対戦相手はエルザさんに決まったようだ。
「私か」
「頑張ってね!!エルザ」
「俺たちもジュビアのところに遅れを取るわけにいかねぇからな」
「あんな奴速攻でぶっ飛ばしてやれ!!」
「ファイトです!!エルザさん!!」
「全力で応援してますので!!」
俺たちの声援を受けてエルザさんは闘技場へと向かっていく。
『一日目の競技パート『隠密』でその頭角を現した天馬の新星タクト!!対するは妖精の尻尾最強の女魔導
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