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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
六十三話、デート(なのは編)
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に対する恐怖心+体力の消耗でダウンしていた
「…大丈夫か?」
「…」(…コク)
どうやら落ち着いてきたらしい…
「…次は大人しいのにしような…?」
「…うん…」
そして暫くしてなのはが復活し…次に選んだのは
「あれがいいの!」
「…あれか」
よりにもよってメリーゴーランドだった…
龍也は一応体は子供だが精神は大人……
恥ずかしいようだ
「ダメ…かな?」
なのはが涙目になり上目遣いで見上げる…
龍也は覚悟を決めた
「分かった…乗ろう…」
「うん!」
スタッフにフリーパスを見せてから馬型の座席になのはが座り、龍也がその隣に座る。他の座席を見てみると、優衣と同年代ぐらいの子供達が親と一緒に座席に座っていた
やはり子供連れの親にとっては、ポピュラーなアトラクションなのかな?
龍也がそんな事を考えていると、床が回転し始めた。さらにそれに合わせて座席も上下し始める。緩やかに流れる光景を見る事ができるのでゆったりとした時間を過ごす事ができる
二人は楽しみながら癒されていたのだった
●○●○
「これからどうする?そろそろ昼飯時だが…」
メリーゴーランドに乗った後、暫くジェットコースターやマスコットキャラと写真を撮ったりしてるとお昼になっていた
「あ!それなら平気だよ!お昼なら用意して来たから!」
そう言い、なのははお弁当やら水筒やらが入っ てるらしいバッグを見せる…
「(なるほど、やけに大きな荷物だと思ったが…弁当だったのか)…じゃあ広場に行くか」
「うん♪」
その後は色々な話をして弁当を平らげ、食休みをして再び活動を再開…
なのはも終始楽しそうに回り、土産物屋で互いにデザインが少し違う同じストラップをプレゼントしあったりした
「時間的に後一つは乗れるな…なのは何に乗りたい?」
「最後は観覧車って決めてるの!」
なので、観覧車までやってきた
○●○●
〜龍也視点〜
観覧車へと乗り込み、暫く風景を楽しむ俺となのは……
そして、4分の1ほど進んだ時、なのはが口を開いた
「龍也君……今日……楽しかった?」
「楽しかったよ。今までこういう所来たこと無いからね」
薫や紫穂、葵に出会うまでは家や特騎士の仕事の手伝い、出会ってからは相手が高レベルのエスパーの為遊園地等は敬遠していた……
エスパー用に何か作ろう……
そう思っているとなのはが口を開く
「私も楽しかった。だから、また……龍也君とデートしたい。これからもたくさんデートしたい」
「……なのは?」
なのはの顔が、言葉が真剣味を帯びる
何か覚悟を持って、なのはは何かを伝えようとして
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