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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
ALO T
Extra Edition
第47話
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倒したのは2人の功績である事を聞くが、智代は口ごもり、和人は目を瞑って茅場との最後の戦いを思い出しながら菊岡に話し始めた。(この件に関しては、本作第39話を参照。)

菊岡『消滅、君達が?』
智代『はい。』
菊岡『間違いないのかい?』
和人『間違いありません。』
和人の話を聞いた菊岡は驚いた。
無論、この話は嘘でも何でも無い。茅場 晶彦との勝負の後、2人は白い光りに覆われて消滅した。(本作第39話の中間辺りを参照。)

菊岡『しかし、何故君達は消滅する事となったのかな?』
智代『システム的な理由、又は、茅場 晶彦の意思。っと言ったら良いのでしょうか?』
和人『おそらくな。』
落ち着いた菊岡は、2人が消滅する事になった理由に疑問を抱いていた。もとより、SAOにはそんな機能は存在しない。それなのに2人が消滅する事になったのは不思議としか言えない。

菊岡『茅場先生は、茅場君達との勝負の後に、ナーヴギアで自らの脳を破壊。まぁ検死結果と合致するね。』
和人『でしょうね。』
智代『≪コクリッ≫』

ーーーーーーーーーーー

3人がそんな話を続けていると、辺りはすっかり夕方の時間帯になっていた。
その頃にもなると、直葉はすっかり泳ぎが上達していた。

菊岡『ところで、茅場先生は立ち去る前に君達に言ったかな?
デスゲームを始めた理由について。』
智代『いえ』
和人『憶えていませんね。』
菊岡は2人に更なる質問をした。これに対し2人は、憶えていないと答えたが、その時の事はある程度憶えていたが、敢えて2人は言わない事にした。

≪ピロピロピロ……≫
その時、和人の携帯が鳴り、和人が確認すると、それは直葉からのメールだった。「お兄ちゃん。私、明日奈さん達のおかげで泳げるようになったよ。」と言う内容だった。

智代『誰から?』
和人『直葉から、泳げるようになったそうだ。』
智代『それは良かったね。』
和人『ああ……後の事は前に話した通りです。』
智代『この後、ALOで待ち合わせるので、もう帰ってもいいですか?』
菊岡『構わないが、最後のもう一つ。<ザ・シード>って名前を、聞いた事あるかな?』
智代『はい』
和人『勿論です。』
メールを確認する和人に智代は送り主が誰か聞いた。相手が直葉で、本人が泳げるようになったと知った智代は喜んだ。携帯をポケットに仕舞った和人は後は菊岡に話した通りだと告げ、智代は明日奈達とALOで待ち合わせているから帰りたいと告げた。これに菊岡は承諾したが、菊岡は最後に<ザ・シード>の件を2人に聞いた。
2人はそれについて聞いた事があると告げると、部屋を後にした。
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