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もし俺がFate/Zeroの世界でランサーのマスターになった場合
第二十一槍
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無論。約束は約束だからな」

内心は嫌なんだろうな。元々、アーチャーを撤退させるのに使用した令呪を取り戻すために画策したことなのに、敵のマスターに手柄をとられちまうんだからな。

「なら、早く令呪をくださいな。プリーズプリーズ」

「……」

差し出した右手に監督役が手を重ねた。
まくった袖からはゴッツイ筋肉と数々の令呪。過去のマスターが使わなかった分らしいな。
一瞬、その令呪が光るとその一画が消えて、俺の令呪に新たな令呪が一画、追加された。

「これで完了だ」

「おう、サンキューな監督役さん。なら、これで帰らせてもらうよ」

もう用はないので、踵を返す。
後ろに向けてバイバーイと手を振りながら。

「あ、それともうひとつ。わざわざ策練ったのに残念だったね」

「……」

「んじゃ、バーイ」



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