マブラヴ
1064話
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がいるし、なんならエヴァ辺りに人形を作って貰ってもいい。
大掛かりな作業をするのであれば、メギロートやイルメヤ辺りを入れるというのもありだろう。
問題があるとすれば、今ある魔法球ではそこまで大々的な真似は出来ないという事か。
勿論今の魔法球でも、広さはかなりのものがある。だが技術班が主に使っている以上は、妙な事故とかが起こらないとも限らない。
もし本当にそれをやるのであれば、魔法界まで足を伸ばして新しく魔法球を買うか……はたまた、エヴァの持っている魔法球を売って貰う必要がある。
ただし、そっちには時の指輪の効果を付与するつもりはないが。
そもそも、シャドウミラーのメンバーであればホワイトスターその物に融合させた時の指輪の効果を受け取る為の受信機がある。
この受信機を使えば、時の指輪を使っている者程ではないがある程度の寿命の延長は可能だ。
……いや、その辺の実験はまだやってなかったな。
確かにホワイトスターに時の指輪の効果は組み込んだ。そして、PTを始めとする兵器に乗っていてもその効果は発揮される。
だが、魔法球の場合はちょっと話が違うのも事実。
魔法球の中身は一種の異空間になっている以上、本当に時の指輪の効果が発揮されるのか、どうか。
普通の時の指輪であれば何の問題もないだろう。それに関しては、既にエヴァとかから以前ちょっと聞いた話で確実だ。
だが、今回の場合は受信機で時の指輪の効果を受けるという一手間が掛かっている訳で……
「一旦、その辺をきちんと確認しておいた方がいいのかもしれないな」
「え? どうしたの、いきなり」
呟いた俺の言葉に、隣に座っていた円が尋ねてくる。
「いや、何でもない。あやかの言っていた事を考えていただけだ。上手くいけばシャドウミラーの新しい名産品が出来ると思ってな」
「ふーん。ま、そういうのはきちんとした政治班の人に考えて貰うといいと思うけどね」
「ちょっと円さん? 私も政治班の一員なのですが?」
円の言葉を聞き流せなかったのか、あやかがそう告げる。
「まぁ、確かに今回の交渉を任せられるくらいに認めれてはいるんでしょうけど……でも普段のあやかを見てると、ねぇ?」
「ねぇ? じゃありません、ねぇ、じゃ。全く、いいですか? 私も千鶴さんも毎日頑張って政治班としての勉強をしているんです。勿論エザリアさんやレオンさんといった方達にはまだ遠く及びませんが……」
「ああ、はいはい。ごめんって。別にあやかを蔑ろにした訳じゃないんだから。それよりもほら、折角の餡蜜なんだから、早く食べましょ。それからお土産を買いに出掛けるんでしょ? あやかも、皆にお土産を買っていかないと色々と言われるわよ?」
話を誤魔化すかのような円の様子に、若干不満そうな表情を浮
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