暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
100話:……最近出番なくね!?
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。やっぱり風呂はいいねぇ。―――っと、


「何やってんだ、お前ら」
「あ、士さん。こ、これは、あの……」
「え〜っと…」


 寮の風呂から上がって歩いていると、空の見えるラウンジにフォワード四人がいた。しかし、スバルとティアナが何か慌てた様子だが……?
 よく見ると、座り込んでいるエリオとキャロの顔に、いつもと違う様子が見られた。目を赤く腫らし、いかにも泣き顔というものだった。


「……何だ、二人してエリオとキャロいじめてたのか?」
「そ、そんな訳ないじゃないですかッ!」
「だよな。じゃあどうしたんだ? 二人してそんな泣き顔しやがって」
「こ、これは……」


 それから四人の事の次第を説明された。どうやらあの時のフェイトの様子を見た二人が、フェイトに迷惑をかけてるという考えに至ったらしい。
 え〜っと…まぁ、なんというか……


「―――プフッ…」
「「え…?」」
「ククク……クハハハハハハ!」


 四人の説明を一通りを聞いた俺は、腹の奥底から湧き上がる笑いを止められず、思わず笑い出してしまった。その様子を見た四人は、急なことでポカンと口を開けて呆けていた。
 あぁチクショウ! 笑いが…腹が、腹が壊れる! ダメだ、止めらんねぇ!!


「え、ちょ…士さん? 大丈夫ですか?」
「アハハハッ…わ、悪い……ヒヒヒ、ちょっと……クフフフフ…す、スバル、頼む…殴って止めて…」
「え? いいんですか?」
「あぁ、頼む…思いっきり…ハハハ…!」
「は、はい…!」


 アハハハハ、あぁもう! ダメッ、ダメダメッ! 笑いが止まらな―――


「ハァアッ!」
「ごぶはッ!?」


 必死に笑いを止めようとしていると、目の前に現れたスバルが右拳で俺の腹を殴ってきた。
 ってか思いっきりって…魔力使ってやるのは、ちょっと…反則、だろ……

 だが、まぁ……


「―――いい、パンチ…だったぜ……ガクッ」













 士がスバルの拳によってダウンした後、なんとか意識を取り戻した士を前に、エリオとキャロが座っていた。


「それで、どうすればいいかを聞きたいと」
「はい…」
「僕達、フェイトさんに心配かけてたんでしょうか…?」


 二人の質問に、ふむと手を顎に当てて唸る士。そんな様子をじっと眺めるエリオとキャロ。
 そしてようやく話す事を決めたのか、士は一度頷いてから口を開いた。


「それ俺に聞くか、普通?」
「(ガクッ) だ、だって士さんはフェイトさんと幼馴染なんでしょう!?」
「いや、だからって何かわかる訳じゃないからな〜」


 士はそう言うと、腕を組んでうんうんと頷いた。それを見た二人
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