6部分:第六章
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はその女教師の顔をここでまじまじと見た。よく見るとだった。
黒く茶色がかった長い髪をしていてその顔は非常に整っている。細い眉に大人びた目をしていて鼻や口の大きさも適度だ。厳しい印象はあるがそれ以上に艶かしさが勝っている顔立ちだった。
グレーのスーツで膝まで覆っている。だがそのスーツから浮き出ているスタイルは中々のものだった。沙耶香はそこまで見たうえで彼女に問うたのだった。
「貴女、名前は」
「藤木真央美です」
つい名を名乗ってしまった彼女だった。
「この学校で音楽の教師をしています」
「わかったわ。では藤木先生」
笑って彼女の名前を耳元で呼んでみせたのだった。
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