暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第11話 襲撃者との戦い
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ね、まだ出力は上がりそうですけど………』

そう確認していると、アンノウンが先に動く。

「目標、殲滅します」

そう言って相手は動き出す。

「ブレード展開」

右腕から白いブレードを展開し俺に構える。
アンノウンが動き出したと思ったら、

俺の目の前にいきなり現れた。そして………

「グッ!!」

そのまま斬り付けられた。

「ラグナル!」

『損傷軽微。しかしとんでもない速さですね。恐らくスピードならライ様のソニックムーブより速いです。その分攻撃力が低いですけど………』

「相手の損傷軽微。防御力、攻撃力に30%移行」

アンノウンは再びブレードを構え、突撃してくる。

「ラグナル、ビームソード!」

『イエス、マスター』

両手に魔力で出来たビームソードを展開し、迎えうつ。

「グッ!?さっきより重い!?」

『マスター、さっきより威力があります!』

その後アンノウンは俺の後ろに回り込み、背中に斬りかかってきた。
だが、ラグナルが咄嗟にフィールドを張ってくれたため、直接に被害はなさそうだ。

「ラグナル、ダメージは?」

『ダメージは無しです。フィールドが間に合いました』

アンノウンは再び俺から離れる。

「バリア確認………防御力を80%攻撃力に移行」

「何言ってるか分かるか、ラグナル?」

『防御力を攻撃力になんとかかんとか………』

防御力を攻撃力に?

………ってまさか!!

「攻撃、開始する」

アンノウンが再び、高速移動し、俺の目の前に現れる。

「ラグナル、グラビティブラストチャージ!」

『無茶ですよ。相手のスピードが速すぎます。避けられますよ!』

「構わん、始めろ!!」

『イ、イエスマスター』

俺の怒鳴り声を聞き、チャージを開始する。
俺は相手の攻撃をできるだけビームソードで対応する。

だが全部防ぐのは難しく、少しずつ攻撃が通る。

「高魔力反応確認、緊急回避」

『マスター!!』

「いけっ!グラビティブラスト!!」

腹部にチャージした魔力を一気に開放する。
だが、アンノウンには簡単に避けられ、空に向かって進んで行き、消えていった。

『やっぱり避けられましたよ、マスター………』

「いいんだ、奴を離すのが目的だったから。それよりラグナル、奴を倒す方法を思いついた」

『一体何ですか?』

「それは………」

俺の考えていることを簡潔に言う。

『何という大博打を打つつもりなんですか!!下手をすると大怪我じゃすみませんよ………』

「大丈夫。ブラックサレナの硬さは伊達じゃないさ」

『装甲自体中破しているんですよ!?耐えられるわ
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