第一話 そうだ釣りに行こう
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ジリリリリリリリリリリ・・・
AM5:00のベルは騒々しく鳴り響く。
男「うーん…うるさい。」
そして寝ながら時計に腕を降り下ろす
ガシャという鈍い音と共に静まる部屋
それから数時間後・・・男は目覚める
男「あぁぁぁ〜よく寝たぁぁ〜」
背を伸ばす、全身に血が巡り心地いい
だが一瞬にしてそれは凍り付く
男「午前11:45・・・だと」
男「ま、マズい!寝過ごした!」
早速慌てる男、なぜ慌てる?日曜日なのに
答えは簡単、早朝から釣りに行く予定があるのだ
男「朝飯食ってる時間がねぇ!パンくわえて運転すっか!」
男「・・・準備OK!んじゃ!行ってきます!」
慌てふためく男を見送る笑顔の女性
男の妻である
妻「フフッ、パンを喉に詰まらせても知らないわよ?」
男「大丈夫だって!今晩の魚料理、期待しとけよ!」
妻「もしもの時は肉料理になるわよ、頑張って」
男「俺にもしもの時はない!行ってくる!」
軽快なエンジン音を立てて走り去るワゴン車
妻は願う、魚臭くなったワゴン車が戻ってくる事を・・・
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