底辺の異能者
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ん!」
1hit!
「いいから金出せよこの黒い電柱が!」
2hit!
「安月給の平社員がいきがってんじゃねーよ!」
3hit!
Critical!!
「…あ?」
たっぷりと逆鱗に三回も触れられた雄大の目つきが変わった。
それを見て絡んできた不良達は身構えた。
その内一人の深く帽子をかぶった男は笑いながら雄大に近づいた。
「おいおい、ただのリーマンが調子こいてんじゃ…」
深く帽子をかぶった不良はセリフの途中に天高く吹っ飛んだ。
「なぁ…」
唖然としている不良たちに向かって雄大は言った
「お仲間は家に帰しといたからお前らもう帰ってくれないか?」
雄大は近くにあった手頃の石を拾って拳の中で握り潰した。
「…なぁ?」
雄大はニコニコしながら手の中の石をパラパラと落として笑った
「う…うわぁぁぁぁぁぁ!」
二人の不良は雄大に背を向けて走っていく。
「おい、待て」
彼のあげた低い一声に不良達はもはや彼の事も見ずにフリーズしたように止まる。
「…ズボン上げろ」
不良達は次の瞬間、ズボンを腰より上に大きく上げながら走り出した。
「…」
雄大は胸ポケットから煙草とライターを取り出し煙草を吸った。
煙草に火をつけた後、胸ポケットにライターを入れ直すと足早に前に歩いていく。
やがて、とある喫茶店の前で止まると煙草の火を消して中へ入った。
「喫煙席でお願いします」
彼は席に座ると、もう一度煙草をつけ直した。
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