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ソードアート・オンライン〜連刃と白き獣使い〜
第二話 ホルンカの木々伐採
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ルのお陰だ。程なくしてクレイも視認したらしく、どうする?と行った表情を見せる。クエスト用と売り用で2つ手に入れて置きたいので、普通なら?実付き?は無視する所だがーーーー。
「?花付き?を頼む。俺は?実付き?を」
「ん、了解」
此処は敢えて死地に体を渡して活路を見出だす。二つ目を手に入れる為にも。
「カウント3で行くぞ。3……2……1……!」
カウントゼロで走り出し、俺は?実付き?を、クレイは?花付き?を倒しにいく。但し、俺のは少々死亡率が高いが。
「消えとけっ!!」
ネペントが俺を感知し、ツタを放ってくるが、それらを木々を蹴って避け、正面に移動する。
「オオオオオッ!!」
曲刀を構え、剣技を発動する。
曲刀単発垂直斬り、?リーバー?。
猛然と地面を蹴り、発光する刀身をネペントの捕食器の上で揺れる丸い?実?に叩き付ける。
パアァァン!
と、凄まじい破裂音と共に?実付き?も死んだが、俺の回りに煙と臭気が漂う。
そしてすぐに、このエリアにポップしていたネペント個体が煙に引き寄せられ現れた。総勢約三十。
「……」
曲刀を構え、ネペントを見据える。そしてーーーー。
「ハアッ!」
地面を猛然と蹴り、ネペント達に突進する。俺の全神経を、目の前のネペント達に集中した。



それから約五分後、?花付き?を狩ったクレイがアシストに来てくれたお陰で、残りHPが二割を切っていた俺は事なきを得た。しかも、多少無茶したお陰で、二つ目を手に入れる事が出来た。ただ、クレイが俺に正座させて説教たれたのは痛い思い出だ。
それから俺達はクエストの民家へと足を運び、胚珠と引き換えに?アニールブレード?を、そしてもうひとつの胚珠をかなりのコルへと変換した。暫くはこれで食いしのげる筈だ。
「それにしても……」
道具屋の建物から離れて宿屋に入った俺はクレイに言う。
「プレイヤー達がかなり苦労していると言うことを理解した日だったな……」
「当然だよ。手に入れたいものは自分で手に入れる。これがプレイヤーの共通理念だからねー」
フフン、と得意気にクレイが言う。
「何でも創造出来るGMとは訳が違うの。その苦労を得て手に入れる武器は愛着が沸くものよ。でも、GMはその苦労を知らないから愛着が沸かない。つまり、私達とGMで違うところは、武器を愛せるか愛せないかの違いで、武器の使い方を上手くするのよ。貴方も、今回ので?アニールブレード?に愛着が沸くと思うよ」
「……そうだと良いな」
俺は微笑むと、クレイに言う。
「明日からは迷宮区画の近くの街に移動する。レベル的にも問題無いだろうし、構わないだろう?」
「うん。でも、今日みたいな無茶は禁止だよ、クウト。約束は守ってよ?」
「分かってる。無茶はしないさ」
俺は言うと、装備を外して言う。
「それじゃ、
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