デュエルアカデミア編
episode1 ーRe:startー
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「は、はいっ」
今先ほど会ったばかりのクロノス校長……代理とデュエルする事になり、若干緊張する。
「お、なんだなんだぁ?デュエルか!」
「兄貴ぃ、勝手に入っちゃダメっすよ!」
「翔、止めても無駄だドン」
「剣山君の言う通りよ、翔君」
いざ始めようとするときに限って四人ほど観客席の方から現れる。
「ど、ドロップアウトボーイ??一体どこから沸いて出てきたノーネ!ていうか、授業はどうしたノーネ!」
「おっ、クロノス先生じゃん。授業なら、今日はないぜ。それより、デュエルか?クロノス先生のデュエルって、久しぶりだなー。めちゃくちゃ強いから、あんたも頑張れよ〜!」
視線が華蓮へと集まり、思わず心臓が鷲掴みされたような感覚を覚える。
(っ……落ち着け。これくらい、大丈夫にならなきゃ……!)
久々の人前でのデュエルに極度の緊張に晒されるが、胸に手を当て、なんとか動悸を鎮める。
「可愛い子っすね……」
「おっ、翔、お前あーゆー子が好みなのか?」
「ち、違うっすよ、兄貴??」
「しかし、初めて見る顔だドン、明日香先輩は知ってるザウルス?」
「いや、心当たりはないわ、転校生かしら……?」
翔と呼ばれた男の子とその兄貴?の二人が戯れる一方で、黄色と青の制服の二人が疑問を口にする。
「邪魔が入ってしまったが、構わないノーネ。ぶっちゃけ、時間の無駄ナノーネ。シニョール 十代、絶対に、ゼッタイに邪魔はするな、ノーネ!」
「おぅ、心が広いぜクロノス先生!」
そう言うと最前列に腰掛ける少年と、それにつられて他の三人も彼に近い席へと座る。
こうして観客を間近に置いてデュエルするのも中々ないため、少し緊張を感じながら、コートの向かい側へと立つクロノス校長代理を見据える。
「さっきも言いましたが、このデュエルは成績の参考にするだけで、勝敗は関係ないノーネ。ナノーデ、あまり気負わずにデュエルすればいいノーネ」
「はい、よろしくお願いします!」
「それでーは、決闘!」
「……決闘!」
クロノス:LP4000
華蓮:LP4000
「先行はあげるノーネ」
「はい、私のターン、ドロー!『プチリュウ』を守備表示で召喚!」
「「ぷ、プチリュウ??」」
愛くるしい小さなドラゴンを見て、私を除いた全員から驚愕の声が上がる。
思わず目を丸くしていると、落ち着きを取り戻したのか口々に言い始める
「ま、まぁ……可愛いわよね、ぷ、プチリュウ」
「そ、そうすっね。それにまだデュエルは始まったばっかですし……」
なんとなく予想していたが、受けは悪いらしい。
「なんか失礼ですね……。カードを二枚伏せてエンドです」
「シニョーラ 華蓮がナニを
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