デュエルアカデミア編
episode1 ーRe:startー
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うですか〜?しかし、デュエルアカデミアめ、迎えの一人も寄越さないとか……海馬社長も舐められたものですね……。ちょ〜とっ、制裁加えた方がいいんですかね……」
「く、黒い……」
ちらりと黒い一面を見せる楓に恐怖を感じていると、島の中心の方角から鬼気迫る勢いで誰かがこちらへと向かって走って来るのが見えた。
「ぬぉぉぉぉぉぉ!!」
「ひっ??な、なんですか、アレ!」
「きっと、華蓮さんを狙おうとする不逞の輩です!私の後ろに下がってください」
そういう楓の行動はとてつもなく迅速だった。
華蓮を後ろへと下がらせると、係船柱を踏み台にし……
「せいっ!」
「ふんだらべっちゃ??」
不審者(仮)へと飛び膝蹴りーー別名・シャイニングウィザードでダイレクトアタックで強襲。
綺麗に側頭部へと命中し、男は三回転半しつつ、横にある倉庫の壁へとガッシャーンと派手な音を立てつつ、叩きつけられる。
目の前の惨事に目を丸くしていると平然と装った楓が不審者(負傷)を引きずって戻ってくる。
「お怪我はありませんか、華蓮さん」
「私より、その人……、死んでませんか?」
「大丈夫です、寸止めですから」
「完全に吹っ飛びましたよね??」
「ただの風圧ですよ」
「ありえない、ですよ??」
あくまですっとぼけようとする楓に対し、ツッコミを入れ続けて、しばらく立つとガバリと男が起き上がる。
「ほら、大丈夫でしょ?」
「デッドオアアライブ??下手すれば死んでますよ!」
未だ意識がはっきりしていない男を指差しつつ、叫ぶ。
華蓮が喚いている間に楓は意識が定まっていない男の下まで近づくと仰々しく一礼する。
「それより……、お初にお目にかかります、クロノス・デ・メディチ教諭。
橘 楓と申します。今日から此処でお世話になります」
「おぉ、待ってました。しかし、シニョーラ 楓?先数分間、記憶がないのデスーガ、何があったかしりませんーか?」
コテリと首を傾げるクロノス教諭に対し、「モイスチャー星人に襲われたんでしょう、よくありますよ」などとのたまう楓さん。もっともクロノス教諭もそれで信じてしまっていたが。
「まぁ、よくあるならきっとそうナノーネ。おっと、自己紹介が後になってしまいましたが、ワタシーは、クロノス・デ・メディチ校長……だいりナノーネ。で、其方のガールは?」
「えっと、花村 華蓮です。よろしくお願いします」
軽く自己紹介を交わすと早速アカデミアの校舎へと向かって歩き出す。
そして、荷物を預け、書類の処理を済ませた後、早速デュエルアカデミアのデュエルコートへと足を運んでいた。
ついでに楓さんは別の用事があるらしくこの場には居なかったりする。
「それでーは、今より試験デュエルを始めるノーネ」
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