暁 〜小説投稿サイト〜
鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第2部
第5話 野分の提督観察日記
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でも、それでも、司令が他の娘と笑っている≠フを見ると、心臓を抉り取られるような気分です。

苦しくて苦しくて、夜も眠れません。

ねぇ、教えて下さい、司令。


???


9月23日
晴れ

今日、曙と喧嘩になりました。
司令がわざわざ心配してくださっているのに、曙は司令の手を払い除けて……。

気付いた時には曙の顔を全力で殴り付けていました。
私はやり過ぎだと司令に叱られてしまいました。

でも当然です、司令の好意を無碍にするなんて。

私がこの世の誰よりも欲しているモノを拒絶するなんて、許せるわけないじゃないですか。
なんでそんなに哀しい顔をするんですか、司令。

貴方の為にしたのに。


???


9月24日
晴れ

今日は快眠から覚めて気分がいい。
昨日はお叱りを受けた後、司令から真面目に秘書艦をやってくれているご褒美にと、なんでもしてくれると言って下さったので、一緒に司令のベッドで寝て頂きました。

司令の腕枕は至高でした。
司令が寝静まった後、司令を起こさないように何回も■■をしたのは、内緒ですよ、司令?

司令は気付いてないでしょうが、このベッドで寝る度、■■をしているのです。
いつも起きる度に■■の後片付けが大変ですが、司令を愛するが故、なんですよ。

司令、私の愛しい司令。
貴方が私を見てくれる日まで、ずっと側に居ますからね。
寝ている時も、食事をしている時も、執務中も、散歩中も整備中も会議中も視察中も休憩中もお風呂中も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も何時も


???


「……」
「……」

余りの筆圧の強さに破けたのか、途中で途切れたページと、所狭しと貼られた提督の写真が顔を覗かせる日記を、夕立は静かに閉じた。

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