『KAITO』
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100年後とか、ふざけた話をたまにしてた。
10年後とか、それさえ実感のない未来の話だった。
理想の国になど成らないのは解ってる。
それでも、無邪気で好奇心満載な君は、僕に言ったんだ。
『俺がオマエの生きる世界を変える』
言っただけなのに、あの時、確かに僕だけじゃなく、皆の世界が温かく和らいだ。
君の其のチカラのおかげで、案外生きてくのも悪くないかもって想えたんだ。
こんな腐った世の中だけど、少しなら身を任せてみても良いんじゃないかって...
今も、君の温かい声と、僕の為に背負ってくれた昇り龍は脳裏で煌めいてる。
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