エルフマンvs.バッカス
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つまり・・・
『ダウーン!!バッカスダウーン!!勝者エルフマン!!』
それを聞いた会場はさっきまでよりも大きな歓声に包まれる。
エルフマンさんの勝利を聞いた俺たち妖精の尻尾はガッツポーズやハグを交わし大盛り上がり。
『妖精の尻尾B10ポイント獲得!!これで12ポイントとなりました!!』
「「「「「パピー・・・」」」」」
賭けに破れた四つ首の猟犬・・・いや、四つ首の仔犬は悲壮感たっぷりの表情。
対して勝利を納めたエルフマンさんは両手を掲げ雄叫びをあげる。
「ウオオオオオオオオオオッ!!」
『この雄叫びが妖精の尻尾復活への狼煙か!?エルフマン!!強敵相手に大金星!!』
「「やったやった!!」」
俺とウェンディは自分たちのチームではないのに手を取り合って踊っている。同じギルドの仲間としてこれは喜ぶしかないですよね!!
「あまり浮かれてばかりはいられんぞ。私たちもこれに続かねばならん」
エルザさんの言葉を聞いて俺たちは気持ちを引き締める。
「別チームとは言えエルフマンのあの根性は見習われねばなるまい」
「だな」
「そうですね」
「はい!!」
俺たちは返事をして歓声を送られているエルフマンさんを見る。
「ここからが私たちの逆転劇だ!!絶対に勝つぞ!!」
「「「オオッ!!」」」
掛け声に答える俺たち。残るは剣咬の虎と人魚の踵と青い天馬。
どこが来ても絶対に勝ってみせるぞ!!
その頃・・・第三者side
「作戦は失敗です」
「よい。計画をプランBに移行するだけのこと」
王宮の中では鎧を着た髭の生えた男と王国軍の男が何やら話をしていた。
「実行犯どもは?」
「我々が捕らえ牢へと送りました」
「バレてはいまいな」
「は!依頼主は大鴉の尻尾ということに」
実はこの男たち、エルフマンとバッカスが戦っている最中に眠っているナツとそれを看病していたルーシィたちのいる医務室へと忍び込みルーシィ、シャルル、セシリー、ポーリュシカを拐った犯人を裏で操っていた男たちだった。
しかしその計画は目覚めたナツの追撃によって阻止されてしまった。
「妖精の尻尾と大鴉の尻尾の確執はこのように使わねばな。そのスキに我々は星霊魔導士を手にいれる。エクリプス計画の為に」
男はそう言い、報告に来た王国軍の男と別々のところへといなくなってしまった。
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