エルフマンvs.バッカス
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険しい。
『あ、大事なことを忘れてました。本日は大魔闘演舞公式マスコット兼審判のマトー君が休暇のため私が審判を兼ねさせて頂きます』
『へぇ』
『兼ねやCOOL!!』
「「今それそんなに重要ですか!?」」
チャパティさんのとんでもなく間抜けな報告に思わず突っ込む俺とウェンディ。てか中身入れ替えればいいだけじゃね?
そんな実況の後、エルフマンさんがやっとの思いで立ち上がる。
「ほう。立つのかい?漢を連呼するだけあるじゃねぇか」
バッカスさんは立ったエルフマンさんにそう言う。
「そういやまだ決めてなかったな・・・猟犬」
「あ?」
「賭け・・・俺が勝った場合・・・」
エルフマンさんがそう言うとバッカスさんは鼻で笑う。
「絶対無理だから。いいよぉ、なんでも言ってみ」
「俺が勝ったらお前らのギルド名、大会中四つ首の仔犬な」
「「「「「なーっ!?」」」」」
エルフマンさんの提案に笑いを堪えるバッカスさんと唖然とする四つ首の猟犬のメンバーたち。
「パピーって仔犬のことですよね?」
「四つ首の仔犬?」
「プッ!!なんだそのギルド名!!ククッ」
ウェンディと俺がそう言うとグレイさんはお腹を抱えて笑い出す。
「OKOK、それで決まり」
バッカスさんは賭けを承諾すると手元から離れた場所に置いていた瓢箪へと手を伸ばす。
「じゃあ、そろそろ決着つけようかね」
バッカスさんは手に取った瓢箪に口を付ける。
「酒を飲んだ!!」
「ということは・・・」
「来るぞ、エルフマン」
「本気の酔・劈掛掌が!!」
俺たちはついに酒を飲んだバッカスさんを見てそう言う。
『おおっとバッカス!!ここでついに酒が入った!!』
『酔・劈掛掌ね』
『生で見るのは初めてだ!!COOL!!』
実況席もバッカスさんの本気に注目する。
「プハーッ!!」
酒を飲み干したバッカスさんはさっきの劈掛掌の構えに入る。
「来いよ、こんな酔っぱらいなら簡単に倒せんだろうがよ」
「ビーストソウル!!」
エルフマンさんは接収でバッカスさんに対抗する。
「無駄ぁ!!」
接収するエルフマンさんにバッカスさんは攻撃を加える。しかもその攻撃はわずか一瞬の内に7発もの掌打をエルフマンさんに加えていたのだった。
「エルフマンさん!!」
「今のが酔・劈掛掌・・・」
「なんて速度の攻撃だ・・・」
本気の酔・劈掛掌を見て感想を言うウェンディ、俺、グレイさん。今のは相当なダメージが入ったはず・・・大丈夫なのか?
「クハハッ、どうだ?・・・!!」
バッカスさんは得意気にエルフマ
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