エルフマンvs.バッカス
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頑張れよ!!妖精の尻尾!!」
「でもあのバッカス相手じゃ・・・」
戦車の時のナツさんの言葉でうちを応援してくれる人も増えたみたい。だけどバッカスさんという強敵相手だということで少々諦めの声も聞こえてくる。
「なぁ?さっきの奴らみてーに俺らも賭けをしねーか?おめぇの姉ちゃんと妹すげぇ美人だよな」
バッカスさんは待機場所にいるミラさんと応援席にあるリサーナさんに視線を動かしながらそう言う。
「何が言いたい?」
「昔からよくある話よ。俺が勝ったら2人は俺のもんよ。両方一緒に」
バッカスさんは笑みを浮かべてそう言う。それを聞いたエルフマンさんは怒りに震えていた。
「2人纏めて俺のものってどういうこと?」
「ウェンディはまだ知らなくていいことだよ」
「?」
純粋無垢なウェンディはバッカスさんの言葉の意味がわからなかったらしい。ようは俺たちにはまだ早いってことだよ。
「おめぇが勝ったら・・・そうだなぁ・・・」
「漢・・・」
「あ?」
体を起こしてエルフマンさんに賭けの条件を提示しようとしたバッカスさん。しかし、エルフマンさんにはそんな声は聞こえていないようだった。
「漢として許せんことがあるぞ、猟犬。砕け散れ」
「商談成立ってことでいいんだな?魂が震えてくらぁ」
怒りのエルフマンさんと余裕な表情のバッカスさん。果たして2人の女性を賭けた戦いはどっちが勝つのか!!
一方その頃、ナツさんとルーシィさんのいる医務室ではある問題が起こっていた。しかし、試合に集中していた俺たちはそれに気づくことはなかった。
『あぁーと!!これは一方的な試合!!エルフマン、バッカスに手も足も出ない!!』
片膝をつき荒い息をするエルフマンさん。対するバッカスさんは呼吸を乱すどころかキズ1つ負っておらず余裕綽々である。
「美人姉妹を1人締め、いいねぇ」
バッカスさんはミラさんとリサーナさんを手にできると確信しており頬を緩ませる。
「そんな・・・」
「強すぎ・・・」
「エルザと引き分けるだけのことはあるな」
「いや、むしろ厄介なのはこの先だ」
バッカスさんの強さを見て俺たちはそう言葉を漏らす。
「ぬおおおおおおおっ!!」
エルフマンさんは立ち上がって接収しながらバッカスさんに突っ込む。
「ビーストソウル・ワータイガー!!」
「スピード系の接収か」
「これで攻撃さえ当たれば・・・」
エルフマンさんは虎に変身してバッカスさんを攻撃する。しかしエルフマンさんの攻撃は当たるどころかバッカ
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