エルフマンvs.バッカス
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いだぜ」
「相手はレイヴンだがな」
「大鴉の尻尾ですか?」
「また反則行為しないといいですけど」
俺とウェンディは闘技場が見える一番前まで来る。
「ねぇシリル・・・あれ」
「?」
ウェンディが何かに気づいたらしく俺は指を指された方を見る。そこには大鴉の尻尾の待機場所があったのだが、なぜか昨日俺とルーシィさんと対戦したフレアが全身アザだらけになっていた。
「あれって・・・」
「もしかして昨日の試合で負けそうになってたから?」
ノーランはあざなどはなく昨日と変わりないようだが、フレアは相当ボロボロになっていた。仲間に手をあげるなんて・・・
ゴォーン
俺とウェンディが大鴉の尻尾の方を見ていたら試合開始の銅鑼が鳴る。フレアも気になるけど、今は試合を見ておこう。
「オオーン!!」
試合開始と同時にトビーさんが仕掛ける。
「超麻痺爪メガメガクラゲ!!」
トビーさんは両手の異様に伸びた指でクロヘビを引っ掻こうとするがクロヘビはそれをすべて避ける。
クロヘビが避けながら一度距離を取ると、突然姿が見えなくなる。
「消えたぁ!?」
トビーさんは敵が見えなくなったことに驚いているが実際は消えた訳じゃない。砂と同化して姿を隠しているんだ。
「砂の反乱」
「オオーン!!」
下から現れたクロヘビに攻撃されるトビーさん。
「今の魔法って・・・」
「ナツさんと戦った時にマックスさんが使った魔法だよね?」
俺とウェンディはクロヘビの使った魔法を見てそう言う。
「擬態か。珍しい魔法を使うな」
エルザさんがクロヘビを見ながらそう言う。
「オオーン!!おめぇ強ぇな」
「君もタフだね」
「クロヘビって名前かっこいいな」
「本名じゃないよ」
「本名じゃねぇのかよ!!」
「キレるとこ?」
トビーさんはクロヘビという名が本名じゃないことに怒る。むしろクロヘビなんてのが本名だったらそれはそれで可哀想な気がするけど・・・
「俺が勝ったら本名教えてもらうからな!!」
トビーさんは変なスイッチが入ったらしく、クロヘビに対して怒濤の攻撃を仕掛ける。クロヘビはそれを交わしながらトビーさんに話しかける。
「それはいいけど僕が勝ったら?」
「俺の取って置きの秘密を教えてやるよ!!」
「面白そうだね」
『何やら妙な賭けが成立したようです』
『どっちも興味ないけどな』
『COOL!!』
トビーさんとクロヘビの賭けに実況席はそう言う。俺的にはどっちも気になるぞ。
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