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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
ALO T
Extra Edition
第45話
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宣言からおよそ1ヶ月後の2022年12月まで遡る。
第1層クリアに歓声を上げる攻略組のプレイヤー1同であったが…、
『何でや??』
それを遮るように茶髪の男性プレイヤーが関西弁で叫んだ。この男の名はキバオウ。後に<軍>の指導者となった人物だ。
キバオウ『何で、何でディアブロはんを見殺しにしたんや??第一お前、ボスの使う技を知ってたやないか??』
『『『『『??』』』』』
キバオウの言葉を聞いたキリト,アスナ等を除いた全プレイヤーが驚いた。
この時、エギルがその場に居た事は余談の話。

『そうか、あいつは元ベータテスターなんだ??』
『なるほど、元ベータテスターなら、ボスの使う技を知っていてもおかしくない??』
キバオウの言葉を聞いたプレイヤーは、キリトの正体を悟った。確かに、キリトは元ベータテスター。ボスの使う技を知っているなど当然の事である。

するとキリトは、開き直ったように叫んだ。
キリト『そうさ??お前等の言う通り、俺は元ベータテスターだ??それに俺はベータテスト時は、ずっと上の階層で戦っていた??あのボスが出す技なんて、見抜くのは朝飯前だ??』
キバオウ『何やと、そんなの流石に無いやろ??チーターやチーター??』
『そうだそうだ??』
『元ベータテスターでチーター、だから〈ビーター〉だ??』
キリトの言葉にキバオウは反感を抱いた。それに同調した者達が叫び始めた。これが、キリトが〈ビーター〉と呼ばれるようになった由縁である。

キリト『ああ、俺は〈ビーター〉だ。だから、他のベータテスターと一緒にしない事だな??』
そう言ったキリトはボス部屋奥に歩いて行った。


その際、キバオウ達は罪悪感に近い感情を抱いたが、すぐに忘れてしまった。

ーーーーーーーーーーー

そして時を戻して和人達。
菊岡『成る程、〈ビーター〉って言葉を作り出したのはキリト君だったのか。
自ら嫌われ役を買って出る事で、他のベータテスターが憎まれる事を防ぐ。
相当キツイ話だな。大変だったんじゃなかったのかい?』
智代の説明で、菊岡は〈ビーター〉の由縁を察し、その過酷さを痛感すると同時に、和人にその事で聞く。
和人『確かにそうでしたが、智代との出会いが、それを癒してくれたんです。』
智代『和人///。』
和人は菊岡からの問いに肯定したが、サチが過酷さを癒してくれたと告げた。この言葉を聞いた智代は、改めて和人に惚れついた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

所変わってプールでは、直葉の特訓が続いていた。明日奈達のおかげで、直葉は水に顔をつけて泳ぐ事は出来るようになったが、明日奈達の助けが無ければどうにもならない状態であった。

昼ぐらいになった所で、明日奈達は休憩する事にした。
里香『夏だ
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