二十七話:過去と日常
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」
話が終わった後はしんみりとした空気になってしまう。
何人かは涙を零しているのでそれがさらに悲しさを誘っている。
俺も不覚にも泣きそうになっている。
「ヴィヴィちゃん……だいじょぶかー?」
「はい……大丈夫です」
「ヴィヴィオさん……」
記憶を刺激されていないか気遣ってジークがヴィヴィオちゃんに声を掛ける。
ヴィヴィちゃんは大丈夫と笑顔を浮かべるがそこにはいつもの明るさがない。
それにアインハルトちゃんも気づいているのか複雑そうな表情を覗かせる。
その空気を変えるためにディードさんが上に戻ろうと提案してくれたので全員でついていきながら小さく呟く。
「恨むぞ、ご先祖様」
俺の呟きは誰にも拾われずに無重力空間に消えていくのだった。
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