二十七話:過去と日常
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嬢様」
全力で敬礼してお嬢様の指令を承る。
ロリジークをいじれておまけに給料も増える。まさに一石二鳥の計画だ。
さっき面倒くさいと言おうとした? そんなものは金さえあればノープロブレムだ。
「ヴィクター、コロナちゃん、ロリコン、着替え終わったから来ても大丈夫だよ」
「わざわざ連絡ありがとうな、ミカヤ。それと、さらりと人の事をロリコン呼ばわりとはどういうつもりだ」
「普段のジークは抱きしめないのにロリになった途端抱きしめるのをロリコンと呼ばずになんと呼ぶんだい」
「くっ…! 言い返せない」
仕方がないんだ。言い返さないがロリジークの方が普段より可愛いのは周知の事実なのだから。
ヴィクターですらそう思うのだから俺は悪くねぇ。
「それに君がロリコンだと寝取り辛いじゃないか」
「なに真顔で言っているんだ、お前」
「流石の私も子供を泣かせるのは心苦しいんだ」
「まず、寝取りに対して苦しめよ」
心底真面目な表情で語るミカヤに身の毛がよだつ。
どういう構造しているんだ、こいつの脳味噌は。
一回こいつの頭の中をかち割ってみたい。
「君が私を愛してくれるなら……どういった形でもいいんだ。だから私の全てを君に……」
目からポロポロと涙を零しながら縋り付いてくるミカヤ。
柔らかいおっぱいが俺の胸に押し付けられて何とも言えない甘い香りが漂って来る。
ミカヤ……お前―――
「せめて涙の代わりの目薬を俺の見えないところでつけろよ」
「今思いついたのだから仕方ない」
「お前……いつか本気で誤解されるぞ」
「君に誤解されるのなら構わないよ」
そう言ってニコッと笑うミカヤ。
……女は卑怯だよな、笑顔一つで何でも許したくなる。
まあ、そう思ってしまう男が馬鹿なだけなんだろうが。
「だが、許さない。後ろのジークとアインハルトちゃんが修羅に見えるから許さない」
「おっと、ついうっかり」
「殴りたい、この笑顔」
テヘ、とばかりに舌をペロッとだして笑顔を作るミカヤ。
冗談抜きで殺意を覚えてしまうが今ミカヤに触れる様な真似をすれば瞬間移動のように俺の後ろに回り込んで来ていた修羅達にNice boatされかねないので我慢だ。
「リヒター、エレミアの手記が見つかったからはよ行くで」
「ええ、行きましょう。しっかりと離れないように」
「あの、どうして俺は拘束されているのでしょうか?」
『逃がさない為』
ですよねー。思わず敬語になってしまうがこれは仕方がない。
両サイドの威圧感が半端じゃないからまともに喋れないんだ。
仕方がないので俺は捕らわれた宇宙人のように連行されていくのだった。
子孫であるジークが語り部となってエレ
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