３０ デュエル
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しばらく飛んでいくと会談会場が見えてきた。
しかし
「あー。サラちゃんいるねー」
いっぱいのサラマンダーがすでに到着していた。
「ソラ、お前なんだよ。サラちゃんてさ」
「サラマンダー。略してサラちゃん」
「安易すぎるだろ！！」
「そお？」
「もういいよ。ソラ君もキリト君もいままでありが・・・」
「ひゃっほう！！」
と俺は飛び込んでいく。リーファがなんか言ってるけど聞こえません！！
ちょうど軍勢の割れ目のところに降り立つと「なんだてめーは！？」見たいな感じでサラマンダーに睨まれたのでとりあえず近くのあほ面から切り飛ばしてゆく。
あわてて向こうも攻撃してくるがひとつもかすらない。
「ひゃっはー！！」
「「おい！！」」
なぜかキリトとリーファに突っ込まれてしまう。
「スプリガン・・・それにウンディーネか。何をしている。そのみち殺すが話ぐらいは聞いてやろう」
「えー。俺はソラ。俺はキリト。呼ばれてないけど面白そうだったからとーじょーしてみました」
「ちょっと頼まれてな。あんたらの目論見をぶっ潰しに来た」
「ほう。なら力ずくでとめてみろ」
と申し込まれたのはデュエル。
「おっちゃん。何で俺のほうに・・・」
「お前のほうが面白そうだったからな」
結構安易に決められちゃった。
「ソラ君そいつALO最強っていう・・・」
「まじ！？やった！！こんな早く最強さんと出会えるなんて・・・」
デュエルを受けるとカウントダウンが始まる。
双方剣を抜き放つと戦闘態勢に入る。
そして、０になった。
先攻は俺からだ。
自慢のスピードで急接近し、剣を打ち合わせる。
キィィンと高い音がしてお互いの剣が弾かれると同時に奴の横腹に蹴りを決める。
反動で少し下がった奴に再び剣を振るうが弾き飛ばされお互いに距離を置く。
「ふん。なかなかの腕前だな」
「こっちの台詞だよっ！！」
次に動いたのも俺だった。
再び接近すると下から上へと剣を振るうと奴も剣で守る。
肉弾戦に入ろうとしたそのとき、奴が無造作に剣を袈裟懸けに振るった。
剣で打ち返そうとしたとき、
剣がすり抜けた。（・・・・・・・）
「は・・・？」
何とか身をよじってダメージを少なくしたが、衝撃で吹き飛ばされる。
「はあ、卑怯だろ。剣がすり抜けさせられるなんてよ・・・しかも任意でとか鬼畜過ぎだろ」
「よくわかったな。これがこの剣のエクストラスキルの効果だ」
「ふーん、でも連続は無理みたいだな。見た限りだと」
一応プレートにあたってたからな。つけててよかった。
「これでお前に勝ち目はないだろう。俺の勝ち・・・」
「勝てるよ。あんたには」
そして俺はにやりと笑うと、
「見せてやるよ。俺の本気」
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