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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第145話 もう1つの闇
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彼が話してくれた過去について。その事は、キリトも全容は聞いてないが、触り程度だが聞いた事はあった。
――……悪魔の所業と言える研究を引き継いでいる者がいる。
この時、それを悟ったのだ。
「そんな、そんなことを……」
キリトは、させない、と言いたかったが、最後まで言えなかった。あの世界でのリュウキの苦しみを知っているものであれば、その研究を成就させるものか、という想いも理屈抜きで出るというものだから。須郷は、キリトの方を見てニヤリと笑った。
「君、性懲りも無くナーヴギアで接続してるんだろ? なら立場はほかの実験隊の皆さんと全く同じことだよ。やっぱり馬鹿だね〜、子供は。犬だって一度蹴飛ばされればしちゃいけないことは覚えるだろうにさ? その点、彼の方が君よりは賢い様だ。メモリを取り外して、アミュスフィアに搭載、そしてあの安全性の極めて高いあのハードで接続してるんだからねぇ。……だからこそ、あの部屋に招待したから、結局は無駄だったって事だが」
須郷の言葉を聞いて、アスナは更に声を振り絞る様にあげた。
「レイを、キリト君を! リュウキ君を!! そんなっ、そんな事許さない、絶対にっっ!! 皆に手を出したら、絶対に許さない!!」
「ふっふっふ〜、籠から逃げ出した小鳥ちゃん? 君のその憎悪だってね、スイッチひとつで絶対の服従に変わる日も近いんだよ? ……親愛、最愛の人を喜んで差し出す様な事もねぇ?」
「き、きさまぁぁ……!!」
キリトも射殺す様な眼光で須郷を睨みつけた。だが、須郷はそれを一蹴。キリトが持ち込んだ巨大な刀を握り締め。
「さぁ、ショウは幕を開けたんだよ! これから楽しい楽しいパーティの始まりさぁ。君たち、4人。楽しみ給え!」
そう、高らかに宣言をした。
……残酷なショウが幕を開けたのだった。
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