暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第143話 闇との邂逅・開かれた記憶
[11/11]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
くれた。……私を愛してくれた』
何度も何度も……響く声。
『心も、身体も、助けてくれた』
それは、まるで泣き叫んでいるかの様だった。
「おっと、そうだったなぁ。……ここにはもう1人、ゲストがいたんだったよ」
「っっ!!」
狭山は指を鳴らした。そして、リュウキの傍に、現れたのは……。
「………ぁ」
アスナの様に鎖で繋がれた少女がいた。何も無い暗黒の空から、彼女がゆっくりと降りてきたんだ。
「愛しのリュウキ君に会えたぞ? 最後に会えて良かったなぁ?」
そう言うと、狭山は彼女の髪をぐいっと上に持ち上げ、無理矢理にリュウキを見せた。その顔は……。
「………」
リュウキは、表情が固まった。彼女の顔を見た瞬間。最後まで閉ざしていた鋼鉄の扉が崩れ落ちる様に崩壊し、開いた。
堅く閉じられていた彼の最後の記憶の扉が、今、開かれた瞬間だった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ