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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第142話 世界の核心まで
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から。そんな状況をわかってない事は勿論ない。
リュウキは、天を見上げた。
まだ、敵は無数に存在し、光を遮っている。だが、完全に遮っている分けではない様だ。
光りが斑に見えはじみたから。無限の軍勢も……減り始めた証拠だ。
「……ここで 一点突破だ」
「ああ!」
キリトとリュウキは構える。リタとリーファは。
「さぁ、行くわ!」
「猪突猛進は、あの馬鹿たちに任せて、回りのを片っ端から落とすわよ!」
背中合わせで戦う。
「キリト、リタ、リーファ。今なら行ける。奥の手を出す! 頼むぞ!」
「……ああ! 任せろ!」
「皆がいるんだから、大丈夫!」
「……凄く気になるわね。その奥の手とやらは。だから、ちゃんと見せなさいよ!」
キリトとリーファ、リタは、リュウキを守るように三角陣形をとった。中心のリュウキを護る様に、構える。リュウキはそれを見て……両手を空……天へと掲げた。
恐ろしい程の詠唱文が現れ、縦横無尽にそれは広がっていく。先ほど、レコンが見せた闇の魔法のそれよりもはるかに大きく、踊り出る文も異常なまでに多い。
「……覚醒魔法。スグっ! リタっ! 1分だ。なんとしても持ちこたえるぞ!」
「うん!」
「1分も詠唱に必要なのね……」
リーファはしっかりと返事しているが、リタは……リュウキの魔法に興味津々な様子。が、リタの事はキリトもよくわかっているから、そこまで心配はしてなかった。あの魔法を見る為に必要な事は何なのか……、それをリタはわかっているから。そして、それを邪魔する輩は……。
「燃え尽きろ!!」
全て、炎の魔法で吹き飛ばす。
「せいっ!!!」
リーファも、襲い来るガーディアンを次々と切り伏せていった。キリトも、敵を屠り続けいく。圧倒的な反応速度を持って、全ての攻撃を受け流し、そしてそのままカウンターを叩き込む。
「4人に続け!!」
4人のいる場所よりも、やや下部で戦っていたサクヤも、負けてはいられない。
「ヨッシャー! 焼き払え!! リタっちたちに続くヨーー!!」
火炎ブレスを放ち、焼き払っていく。
この規模の戦いであれば、敵を殲滅し切れるだろう。と思ったが、それは希望的観測だった。当初、ユイが観測した的の湧出数、キリト1人に対し、秒間12体と言う数は遥かに超えている。今では、この場にいる人数に反応しているのか、秒間にしてゆうに100を超えているのだ。予測していた通り、こちら側の戦力の規模が変われば……それに比例して増していく様だ。そして、そのツケの多くは最前線にいる4人に降りかかっているのだ。
キリトとリーファ、そしてリタの3人の少数の戦士達だった。だが、圧倒的な物量の差をものともし
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