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ソードアート・オンライン〜Another story〜
ALO編
第142話 世界の核心まで
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っている。
「リーファっ!!」
キリトは、直ぐにさけんだ。リーファも、声と殆ど同時に、回復をかけるが、……これから一体どうすればいいのか判らなかった。敵の多さと強大さを目の当たりにして……。
「もう、無理だよ……無理だよ……こんなのっ」
思わずリーファは涙を流していた。
……絶対に退かないと言う決意を、根こそぎ奪われそうになってしまっていた。
当初、キリトが言っていたこの世界で魂を囚われているかもしれないという事実、その話をそのまま信じられたわけではなかった。……だが、リーファは今初めてこのシステムの悪意を直に感じた。決死の覚悟を一蹴し、己の命までを使った一撃も、無かった事にされ、そして理不尽なまでの攻撃。
救いの糸すら許さないその攻撃。
公平なバランスのもと、世界を動かしている筈……、そんな世界の筈なのに、見えない血塗られた大鎌を振り回されている様なそんな気がした。
『……この上に上がってきて欲しくないんだろう』
確かに、彼の言った通りだった。ここから先には、どんな事をしても上がらせない。
そんな神の殺意を感じた。……神のだからこそ、強く思った。
――誰も、抗うことは出来ないのだと。
「ぐっ!!?」
そんな時、キリトも、逃がされた筈のキリトの場所にも、無数の弓矢が放たれていた。あれは、初戦でキリトが食らわされていた光の矢の魔法。攻撃を喰らえば、ダメージを受けるだけではなく、一時停止効果もある凶悪な魔法だ。それも無数に打ち放たれている。
『――……たかが愚民共が昇る事など出来はしない。図が高いぞ』
まるで、そんな事を言われているかの様に、リーファは感じていた。あれを食らってしまえば、キリトもリュウキの様に無数の刃に串刺しにされてしまうだろう。……そして、もう自分自身のMPも殆ど無い。2人とも助ける事は絶対に出来ない。
……もう、瓦解してしまった。
リーファはそう思った瞬間、自らの身体の一部である翅が動かなくなってしまった。
その時だった。
突然背後から、唸り声の様なものと共に、突風が吹き抜けた。それは、リーファたちの身体を天へと押し上げるかの様な風。
「っ……!?」
慌てて、振り向いたリーファの目に入ったのは……、開かれた大扉から密集隊形をとって突入してくる緑色に輝く鎧を身に固めたシルフ族の戦士たち。
「シルフ隊……っ。きゃっ!!」
ずごおおおおお!!!!
そして、リーファの身体を霞める様に、特大の火炎の塊が噴出された。
「っ……、これは……。この炎は……」
その炎は、リュウキの傍で着弾した。火炎は、リュウキを狙っていた無数のガーディアンたちを瞬く間に吹き飛ばし、燃やし、爆散
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