第10話 転生者VS転生者
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レアスキル、空間転移を使って、その場から転移した。
バレないように最小限に魔力を抑え、誰もいなさそうな所に転移した。
『おい、ご主人様って何だ?』
『男はこう言われると嬉しいと夜美様と見ていたテレビで言っていました』
『夜美はいったい何の番組見ているんだ………夜美は言わないだろうな?』
『夜美様に言われたらご主人様気持ち悪いほどハイテンションになるでしょうね』
『気持ち悪いってなんだよ………』
『ハイテンションは否定しないんですね………』
そりゃ、あんな可愛い女の子に言われてハイテンションにならない男なんていないだろ。
『何か悔しい………』
そんなデバイスの言葉を流し、俺は教室に向かった。
「大丈夫だった?」
授業中、隣のなのはが声をかけてきた。
「何が?」
「大悟君のこと………」
「ああ、お前たちは俺に惚れているんだから近づくなとか言われたけど」
「大丈夫なのかな………」
当然頭の心配だぞ。
「お前たちもはっきり言わないとあいついつまでもあのままだぞ………」
「私たちも言ってるんだけど、「嫉妬してるんだろ。俺はお前たちが一番だから気にするな」
しか言わないの」
勘違いもここまで来ると救いようがないな。
「………苦労してるんだなお前ら」
「………零治君も他人事じゃないと思うよ」
確かに。
今もこっちを見て睨んでいるし。
「何でこうなるのかな………」
俺の呟きは先生の声にかき消された。
「零治君、ちょっとええか?」
「何だ?はやて」
「この前テレビでな………」
「はやて何の話だい?」
はやてが話しかけようとしていた所に、神崎がやってきた。
「いや、もうええねん。ほな、零治君」
話の途中なのにかかわらず、はやてはその場を後にする。
名前さえ言ってもらってないし………
「ったく、はやても恥ずかしがりやだな」
そう思えるお前に少し尊敬するよ。
「零治君」
「おう、すずか。どうした?」
「あのね………」
「やあすずか。俺も混ぜてくれないか」
「ごめん、零治君また後で………」
はやて同様、すずかもさっさとその場を後にする。
「すずかもか、みんな恥ずかしがりやだな」
こいつのネガティブの発言を聞いてみたい。
「ちょっと零治!!あんた………」
「アリサ」
「きゃあ!!」
とうとう悲鳴か。
「何であんたがここにいるのよ?」
「どんな話をするのか気になってね」
「あんたには関係ないでしょ。あっち行ってよ!」
「いいじゃないか、俺にも聞かせてよ
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