暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico31-A乙女の恋路を邪魔する奴は首チョンパ?
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で最高すぎるんだけど。にやけるのを止められそうにないから、もう笑顔でそう答えるしかなかった。どうか気持ち悪いって思われませんように・・・って、もう以前から手遅れか?

「そうか。それでどうする? デートコースと言っても、ザンクト=オルフェンにはさほど詳しくないぞ。君の家や聖王教会本部の在る中央区アヴァロン、St.ヒルデ魔法学院の在る南区ウィンザイン、ミミルさんの研究所が在る北区カムラン、シュテルンベルク家の在る西区カールレオン。いずれも訪れたことはあるが、地理は全く把握していない。東区ナウンティスなんて掠ってすらいない」

「(ルシルの口からデートって! 今、ハッキリとデートって言った! ヒャッフ〜♪)別にハッキリとしたコースなんて要らないよ。その都度に決めようよ? じゃ、早速ぅぅ〜〜・・・レッツゴー♪」

ルシルの右手を取って歩き出す。さてと、まずはどこへ行こうか。やっぱりアヴァロンに行こうか。って、そう言えばなのは達みんな揃ってのザンクト=オルフェン観光まだやってない。まぁ、本番前の練習としておこうっと。

「まずはバスでアヴァロンに行こう。あそこは見るものたくさんあるし、ベルカ文化が色濃いから色々と楽しめると思うよ」

「判った。判ったから手を離してくれ」

「やだ♪ デートなんだから手を繋いでいようよ♪」

なんなら聖王教会本部にも案内しちゃおう。そういうわけでバスの停留所へ向かう。その道中、ウィンドウショッピングを楽しむことにした。デートが出来る時間は午前9時から午後5時まで。今日中にミッドから海鳴市に帰ることが出来る時間帯。その間なら何をやっても良い。

「――ねぇねぇ、ルシル! 見て見て! このぬいぐるみ、アルフとザフィーラに似てる♪」

ファンシーショップのディスプレイには可愛い服が飾ってあって、その下には動物のぬいぐるみが並べられてた。その内の2つが子犬フォームのアルフとザフィーラにそっくり。あの2人、同じ狼の使い魔(ザフィーラは守護獣って言い張るけど)なんだし、しかも互いに鍛え合うライバル。なかなか良い雰囲気なんだよね。さすがに男女云々にはならないだろうけど。

「どれどれ? ぷはっ。確かに似ているな。青と橙の子犬。もしかしてあの2人をモデルにしたんじゃないかってレベルで似ているな」

「だね〜。向かい合って鼻ちょんしてる〜」

「鼻ちょんは猫の挨拶だよな・・・?」

「それじゃあキスしてるんだよ♪」

動物がキスしてるのを見てるとほのぼのする。ルシルも猫好きだから同意してくれると思ってチラッと見てみると、何か微妙な表情をしてた。どうしたの?って訊いてみると「想像した」と一言。あちゃあ。わたしは純粋に動物のキスだけの想像だったけど、ルシルは先にアルフ達の名前を聴いて、そっちの2人の姿
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