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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico31-A乙女の恋路を邪魔する奴は首チョンパ?
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てあげたいか弱そうな女の子。しかしその強さは異常。
(彼女たちを護れるような同年代の男子局員なんて居ないだろう。正に夢見る乙女なわけだ)
「いいでしょう? ルシル。今後の対神器を想定した戦いをしたいの」
ルミナの両手首に漆黒に艶めく一対の腕輪・“ツァラトゥストラ”が出現する。実際に見て、打ち合ったことでハッキリした。アレは、“第四偽典”だった。アルテルミナスの前世、“霊長の審判者ユースティティア”のナンバー]Y:終極テルミナスの武装。元“界律の守護神テスタメント”として手にした、漆黒のケルト十字――“第四聖典”が堕ちた姿だ。ソレが腕輪として存在している。そして、ルミナのスキルを全面的にコントロールしている。
「(聴けばルミナは孤児で、物心つく前にはツァラトゥストラを持っていたそうだが・・・)いいよ、判った。付き合うよ」
「クスクス♪ ありがとう!」
全てに引っかかりを覚えてしまう。ルミナの出生、喪われたはずの“第四偽典”の腕輪化、それにルミナの特徴的な笑い方。クラナガンの悪夢以前は、あぁ、似ているな〜、くらいだった。しかし今の彼女の笑い方や声は確実にテルミナスに近づいている。それに不安を覚えてしまう。これが杞憂で済めばいいんだが。
「やれやれ。この前みたいに庭にクレーターは作らないでくれよ」
鞄をリビングのソファに置いて庭へ出ようとした時、シャマルやジョンが焼いたクッキーを頬張るはやて達に混ざっているシャルが「ねえねえ、ルシル」俺を呼び止めてきた。
「誕生日プレゼントなんだけどさ。わたし、ルシルとの1日デート券が欲しい!」
「・・・・っ、馬鹿か、お前は!」
サプライズとは。真剣にそう考えるのが馬鹿馬鹿しいほどの爆弾を寄越してくれたよ、この娘は。見ろ、後ろに居るはやて達の顔を。全員がポカーンとしているだろうが。ルミナやセレス、ベッキー先輩ですら口を半開きにしていた。
「だって〜。今の内にリクエストしておかないと絶対にクソ真面目なプレゼントにするでしょ、ルシルってば。文系が弱いからそっち系の事典とか辞書とかプレゼントされそうだし。先制しておかないと」
図星だった。シャルは、頭は良いのにどれだけ勉強しても国語の凡ミスが目立つ。だったらドリル系でもプレゼントしようと思っていた。もしくは勉強を見てあげようか、とも。
「いや、だからって・・・」
チラっとはやてを見る。下手に請け負うものなら背後から刺されてしまいそうな危険性が生じるかもしれない。最近のはやては嫉妬と言うかヤキモチと言うか、そういうのを隠すことなく顕すようになってきた。
それが可愛いやら辛いやら。先の次元世界でのフェイトのように、俺なんかを好きになってくれて嬉しい。けど、彼女の想いに応えられないこと、叶わない恋だとい
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