暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico31-A乙女の恋路を邪魔する奴は首チョンパ?
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ミナは以前(イリスの聖祥小転入許可を貰う為に行った戦闘)よりさらに強く興味を持つようになり、とことん俺を打ち負かしたくなってしまったようだ。

(正直、あんまり神秘を消費したくはないんだけどな〜)

シャルとの契約メンタルリンクのおかげで、大事な一戦の時は多少の無茶も出来るようにはなったと思う。しかしシャルを魔術師化させるためにいちいちキスするのはどうかと思う。シャルやイリスは喜ぶが、はやてがそれはもう恐ろしいわけで。入院中、クラナガンの悪夢の際にシャルと2度キス(どちらも必要な行為だった・・・だったんだよorz)したことがはやてに知られ、それはもうおっそろしい笑顔を見た。

「セレスじゃダメか? 対神器もいいけど、対魔術も結構重要だぞ」

「ちょっと待って、ルシル君。魔術師化の代償は本当にキツイんだって。魔術師化するのは本番だけにさせて」

名指しされたセレスが焦りだす。カローラ姉妹はヨツンヘイム皇族の血筋で、基本的な能力として自在に魔術師化できる。対神秘戦では重要な戦力だ。しかも先の次元世界の生まれ変わりであることで、魔術師としてはかなりレベルが高い。が、自在に魔術師化できるとは言え、なんのデメリットも無いわけじゃない。それこそが、セレスが模擬戦をしたくない理由。

「もう冬だから。さすがにアイスもかき氷も1kgと食べたくないよね・・・」

「はぁ・・・。まったくだよ。魔術師化する代償が、冷たい物1kg摂取するなんて・・・。夏でも辛いよ」

フェイトの話にセレスが肩を落とす。どういうわけかカローラ姉妹は魔術師化するたびに、アイスやかき氷と言った冷たい物を口にしないといけない。飲み物でもいいらしいが、余計に腹に溜まるということでかき氷を第一に食べるようだ。

「私なんかよりベッキーさんの方が良い相手になるんじゃ」

「私ですか? 神器は持っていないので、ご期待に添えられるかは判りませんけど・・・」

俺たち八神家が所属する捜査部・特別技能捜査課の先輩捜査官であるベッキー先輩。神属ヒエラルキーの下位であるとは言え、現代では破格の神秘である精霊を扱えるスキルを持っている。しかも5体。大戦時なら勝てただろうが、今の俺個人ではまず勝てない。実際に証明されたしな。

(この神秘を失った時代でありながらも精霊と共に生きるベッキー先輩には、魔術師として最大限の敬意を表したい)

「ベッキーは強すぎだからダメ。ルシルかセレスくらいがちょうどいい」

「強すぎる、ですか・・・」

強すぎるから。そう言われてヘコむベッキー先輩。聞いた話だと、ルミナとベッキー先輩とセレスは、自分より強い男子に護られたい願望あるんだと。しかし3人は局内でも強者に入る分類。その中でも一番強いと称されたことでショックを受けようだ。外見は護っ
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