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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
ALO T
Extra Edition
第44話
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たのだ。
そして何処かでは…、
『お前ハンサムじゃないのか??』
『お前こそ女じゃなかったのか??』
こんな会話があったりした。まぁ、RPGで男性が女性の容姿のアバターを作るなどよくある事だろう。
余談ですが、サチの以前のアバターは、現実の姿を20代前半の美女に変えたようなアバターであった。

クライン『けど、なんでリアルの姿のアバターなんかあるんだ?』
キリト『そうだな。姿は現実さながらだが、実感はポリゴンだし、まるで身体をスキャンしたような……。スキャン?そうか??ナーヴギアは頭部から顔の全体を覆っているから、脳や顔の表面を精密な精度で把握出来るんだ。』
クライン『けどよ、頭とかはまだしも、体格等はどう再現するんだよ?』
クラインは現実の容姿のアバターに姿が変わった事に疑問を感じたが、ナーヴギアの特性を思い出したキリトは、それをクラインに説明した。この説明にクラインは納得したが、体格等について新たに疑問を感じた。確かに、ナーヴギアでも全身をスキャンする事は流石に出来ない。
キリト『多分、体格等は初回のセットアップステージで身体を自分で触ったな。恐らく、その時に、だろうな。』
クライン『そうか、あん時のか??』
この疑問に対して、キリトはすぐに察した。キリトが言っているのは、“手をどの程度動かせば身体に触れるか”といった装着者の体表面感覚を再現する為に基準の値を測る作業の事。これを聞いたクラインはまたしても納得。

キリト『この世界が現実…なるほど、そう言う事か。つまり、この世界が、現実の世界だと証明する為にこんな事をしたって事さ。』
クライン『成る程、そう言う事か。だが、何でまたそんな事する必要があるんだ?』
キリト『どうせ本人が説明してくれるさ。』
この時キリトは、茅場が言った事を理解した。[ソードアート・オンライン]が、この世界が、現実の世界である事を証明する為のものだと。それを聞いたクラインは理解したが、そんな事をするかどこにあるかと疑問を抱いたが、キリトはその答えは茅場本人が答えてくれると言って、2人は茅場に見入った。すると茅場は、2人に答えるかように言った。

茅場『今諸君は、何故と思っただろう。何故私が、茅場 晶彦が、こんな事をしたのかと。その理由は、この世界、[ソードアート・オンライン]を、そして《真の異世界の具現化》の為だ。そして、全ては達せられた。では以上で、[ソードアート・オンライン]の正式なサービスは現時刻を持って終了する。諸君等の検討と幸運を祈る。』
茅場はそう言うと、第2層の天井から下りて来た黒い霧状の塊を身に纏った直後にその場から消滅した。

ーーーーーーーーーー

時系列を今に戻し、菊岡は一連の話を聞いて呟いた。
菊岡『《真の異世界の具現化》の為かぁ。茅場先生は確かにそ
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