二十六話:呪いと日常
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おまけ〜ある朝目が覚めると小動物になっていたリヒター・続〜
あの後色々あってなぜか高町家で厄介になることに俺こと猫リヒター。
まあ、考えてみると一番魔法に詳しそうななのはさんとフェイトさんがいる高町家があの中ではベストだったのは否定できない。
幸運だったと思うべきだろう。
「ニャーン(神よお助け下さい)」
「ヴィヴィオその子どうしたの?」
「ねえまま、この子飼っていい?」
幼女に飼われる……なのはさんに飼われる……響きがエロいな。
いや、今はとにかく元に戻るのが先だ。
なのはさん、どうか俺の正体に気づいてください。
「ちゃんとお世話できるなら飼ってもいいよ」
「ホント!? やったー!」
「……ニャウ(誰も気づいてくれない)」
いじけてソファーの上で丸まると二人からなでなでされる。
……べ、別にこの家の子に本気でなりたいなんて思っていないんだからな!
「ニャーン♪」
「あはは、気持ちよさそうだね」
「やっぱり可愛いー!」
ち、違うこれは猫の体が勝手に服従ポーズを取ってしまうだけなんだ。
決して心の底から服従したわけじゃない。
「そうだ、ヴィヴィオ。お風呂わいてるよ」
「分かった。この子と一緒に入って来るね」
「ニャ!? (ファッ!?)」
不味い、このままでは幼女とお風呂に入るロリコンの変態に認定されてしまう。
淫獣なんて不名誉なあだ名なんてつけられたくない!
必死にもがいて抵抗してみるがヴィヴィオちゃんの撫でテクで骨抜きにされてしまう。
「ニャ、ニャウー……(海のリヒター、一生の不覚……)」
「水が怖いのかなぁ?」
「こういう時は気合でなんとかなるよ、ヴィヴィオ」
「そうだね、ママ!」
誰かこの親子を止めてください。
「ただいま〜。あれ、二人共何しているの?」
「あ、フェイトママ。今日からこの子飼う事にしたんだよ!」
もう諦めの境地でダラリとヴィヴィオちゃんの腕からぶら下がりながらフェイトさんを見る。
どうせ、この人も俺の事を分かってくれるわけ―――
「え、その子リヒターじゃないの?」
―――あなたが女神か。
その後、事情が伝わり無事に人間の姿に戻してもらった俺はフェイトさんに何故わかったのか聞いてみた。
するとフェイトさんは軽くウィンクをしながら当然のように答えてくれた。
「分かるよ、お母さんだもの」
そうだ、きっとこの方は母は母でも聖母なのだ。
神に聖母にジーザス……この御恩を返すために本気で高町教でも作ろうかと思案する俺だった。
「そう言えば、あの時上げた錠剤……動物になる薬だった気がする。……でもならな
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