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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
艦隊船の擬人化‐艦隊娘?!
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りを回ると言ってもどうするか…)」
書類にのっている鎮守府全体図を見る。この貸部屋は鎮守府一階の右端。ここから一番近い所は…
「(…食堂か。鎮守府ここの事も書類に書いてある見たいだしそこでゆっくり目を通すか)」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「(ふぅん…艦娘か…)」
無事食堂に到着。適当な席に座り書類に視線を落とす。…情報としてはここにいる兵は純粋の人間ではなく、半人間…いや、戦艦を擬人化し、深海棲艦と言う人間に対して敵となるモノを撃退する為に作られた意志を持った人間型兵器と言った方がいいだろうか?他には艦娘とも呼ばれるとか。先程あった金剛や比叡も人間型兵器-艦娘なのだろうか?
「あそこにいる人って誰かしら?」
「ん〜私は見たことないわ」
「…私もだよ」
「電もなのです」
「ん?」
食堂に通じる廊下曲がり角から数人の小さな声が聞こえ、そちらに視線を動かす。視線が動いたのに気がついたのかサッと俺の死角である廊下の角に姿を隠した。
チラっとだが顔が見えたのは四人、いずれも少女というのはわかった。それに着ている服も見えた。あの服は先程見ていたページに載っていた駆逐艦と言う艦隊の制服だ。
「(…まぁ、何もしないみたいだし放って置くか)」
「Wow…貴方は先程の貸出兵さんじゃないデスカー」
開いていたままの書類に目を落とし、再度読みだそうとした時ちょっと前に聞いた声がこちらに近づいてくる。
「…こんにちは金剛さん先程ぶりですね」
「hello先ぶりデース」
声を掛けてきたのは先程|風呂ドックで会った金剛だった。いきなり声をかけられたので本当の口調が出そうになったがワンテンポ置き何とか偽りの口調で返答する。風呂ドックでは姿が見えなかった為今目にしているのが初めてだと言うことになるが印象としては独特の服装と俺より少し年上に見えると言うことだろうか?と言うか何故俺が貸出兵とわかったんだ?顔は俺達と同じで見えてなかった筈だが…
「暗闇で大丈夫ですよ。それで金剛さんはどうして食堂に?」
「何を言ってますか!もうお昼lunchの時間デース」
「…あ、本当ですね」
言われて時計を見ると既に午後十二時を少し過ぎている。
「暗闇も一緒にlunchどうデース?丁度私の妹たちも紹介したいですし」
「…そうですね。私も少し鎮守府ここの人たちの事を知りたいと思っていましたので宜しければ」
「そんなに畏まらなくていいデース。もっとfriendlyに行きましょう」
「すみません。仕事柄この口調に慣れてしまっていて申し訳ないですがこのままでお願いします」
「慣れていないな
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