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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
艦隊船の擬人化‐艦隊娘?!
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裏付けてな

「…まず、君達が鎮守府(ここ)に何をしに来たのかを聞きたい」

「すみません伝え忘れていましたね。こちらの司令官さんから長期滞在での依頼の為です」

「…左遷されたのかい?…いや、さっき依頼といったし…。それに確か大本営には海軍はなかった筈じゃないかい?」

「そう思われる方は沢山いますが左遷ではありません。私たちは貸出兵なんです。海軍に派遣されたのは上の手違いですね」

「「貸出兵!?」」

「驚いたね…」

「?」

やはりまた貸出兵の名前を聞くと驚いたように声を張り上げる雷電姉妹に静かに驚く響。何貸出兵ってそんなに凄くて有名なものなの?てか、さっきから暁が「え?何で皆驚いてるの?」みたいな顔なんだけど大丈夫か?

「金剛さんたちも同じように驚いてましたがそんなに貸出兵は有名なのですか?」

「有名も有名よ!情報ベースを見てる人なら誰だって知ってるわ」

「多分鎮守府ここに居る人達は皆知ってると思うのです」

「そんなに有名になる事をした覚えはないのですがね…」

「そうかしら?例えば一月前くらいに敵戦車数台相手に二人だけで全壊させたとか情報ベースに上がってたわよね?」

「私も見たので覚えてるのです。その前は数百人の兵隊さんを相手に負傷しながらも機密事項を入手したとかあった筈なのです」

「…私が見たのは三日前に数人の兵隊を引きいて陸軍基地を一つ崩壊させたって情報だね」

確かに全て最近受けた依頼だ。ただ内容が内容な訳でどの依頼でも負傷しながらの成功。鉛玉は何度受けても痛いが治療は受けていない。依頼先は信用ならないので却下。大本営の医療機関にも依頼が度重なり行けていない。その為今も体中には何発かの鉛玉が埋まってる筈だ。

「確かに全て私たちが受けた依頼です。ですが真正面から正々堂々戦ったものは一つもありません。全て陰から姑息な手を使い成功させたものですから誇ることはできませんよ」

「…姑息だろうが成功は成功だろう?それに第一である人命を優先した立派な作戦だと私は思うがどうだろうか?」

「そうなのです!命を第一に考えて依頼も成功させなんて完璧で立派な作戦なのです!」

「私も電と同じ意見ね。提督もよく言ってるは死ぬくらいなら全力で退避しろってね」

「レディは完璧が当然なのよ!」

「そう言ってもらえると助かります。ただ私は少し罪悪感を感じてしまいこのような作戦を誇ることはしないと決めていますので」

「御馳走様でした〜。そうだね〜僕も効率と危険度を考えるとああゆう作戦も良いと思うけど誇るのはちょっと無理かな〜」

隣で黙々と昼飯を食べていた李悠が食事終了の言葉と共に俺の言葉に話を合わせてくれた。わ
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