暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
艦隊船の擬人化‐艦隊娘?!
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人。なんだこれ比率的に9.9:0.1くらいの差はあるだろ

「取り敢えず俺は珈琲を注文してくるが李悠お前はどうする?」

「僕も珈琲でいいよ〜席先に取っておくね〜」

「あぁ、頼んだ。さて…ん?」

席を探しに離れていく李悠から目線を動かす。もちろんカウンターらしき場所に並んでいる人数を確認する為だ。並んでいるのは少女四人なのだがあの制服…さっき俺のことを隠れてみていた駆逐艦の四人か?それにあの子は…

「… Добрый день(こんにちは)」

「「ひゃう!?」」

「び、吃驚したのです」

また逃げられそうなので気づかれないように近づき声をかけたが予想以上に驚かせてしまったみたいだ。隠密行動に関しては俺の十八番だ。その為潜入依頼や機密情報奪還の依頼は俺が担当している。

「Добрый день(こんにちは)君はさっきの男の人だね?ロシア人だったのかい?」

「いえいえ齧った程度ですよ。さっきと言うことはやはり先程私を見ていたのは貴方方だったみたいですね」

声をかけてきたのは先程気になっていた薄い銀髪の少女。落ち着いた静かな声、動揺もした様子も驚いた様子もいない。表に出さないように警戒していたのだろうか?

「хорошо(素晴らしい)誘導尋問かい?」

「ふふ、そんな大層なものではありませんよ。っとここではなんです宜しければあちらでお話を聞かせてもらえますか?紹介したい者がもう一人いますので」

「…私も君について話が聞きたい。是非お願いしたい」

「ちょ、ちょっと何勝手に決めてるのよ」

「丁度いいじゃないか。彼が誰なのか教えてくれるようだし、それに私は彼が誰なのか気になる」

「電も気になるのです」

「一人前のレディになる為にも聞く必要がありそうね」

「はぁ…何でこんな時だけ無駄に結束力が高いのかしら…。まぁ、いいわ話を聞こうじゃない」

「決まったようですね。それでは私はもう一人の方に伝えてきます。席はあちらの一番端の席を取っておきますので注文が終わりましたら来てください」

四人からの了承を得て指定した席に向かう。ん?珈琲はどうしたか?あぁ、何かセルフだったから声かける前に先に持ってった。

「(っと言うことだ悪いが珈琲もって席来てくれるか?)」

「(了解〜何だか無線の無駄遣いだよねこの使い方)」

「(一度きりの消耗品じゃないからいんだよ。それにあるものは有効活用しないとそれこそ無駄遣いだろ?)」

「(暗闇の言うことって無駄に正論だから困るよ〜。ま、いいや、取り敢えずそっちに行くね)」

「(頼んだ)」

声が消えると耳障りなノイズが響き渡る。会話からわかるようにあの駆逐艦の
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