暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
艦隊船の擬人化‐艦隊娘?!
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にいるのは同じく貸出兵の李悠です」

「よろしくね〜」

「Wow!貴方たちがあの貸出兵デスカ!?」

俺達が貸出兵である事を伝えると金剛の動揺したような興奮したような声が聞こえる。姿は見えないが声音からして目がキラキラしてそうだ。

「どの貸出兵かは分かりませんがその貸出兵であっていると思います」

「それより海兵なのに陸軍のことを知ってるなんて珍しいね〜」

「知ってるも何もテイトクの御兄弟!brotherとテイトクから聞いてマース!」

「あ〜納得したよ〜」

「確かに私達はこちらの提督とは兄弟ですがそれ以外にはあまり繋がりはありませんよ?」

確かに兄貴が話していれば俺達が貸出兵である事に興味が湧くのは分からなくはないが兄貴とは貸出兵になってから連絡も取れなくなっていた為兄弟ということ以外では何年も繋がりはない。

「それ以外にも軍隊情報ベースによく名前が出てるのデース。貸出兵は情報ベースを利用している基地では有名人デスヨ」

「(…李悠、情報ベースは確認したことあるか?)」

「(うん、凄く前に数回だけね。あんまり役に立ちそうもないからその後は確認してないね〜)」

「(そうか。俺も何度か見たことはあるが任務では使えない情報ばかりだったからな…)」

軍隊情報ベースとは世界中にある軍事基地のネット情報交換サイトの事。一般人に情報が漏れないようにか軍隊に入隊した際渡されるカードをカードリーダーで読み込む事でしかサイトに飛ぶことができない。しかし、軍事情報と言ってもあまり役に立つことは記載されていないことが多い。小声で李悠にも確認してみるが俺と同じで大分前に見たのが最後だったようだ。目立つようなことはしていないし、そんなに有名になるようなこともしていない筈だが…

「有名人とは大袈裟ですよ。私達の基地が資源欲しさに私達貸出兵の事を大きく流しているだけですよ」

「ohそうなんデスカ?でも、三日くらい前に数人で陸軍基地を一つ倒壊させたと情報が来てマシタヨ?」

「あ〜多分あの陸軍基地だね〜」

三日前くらいと言えば優がいた基地での依頼の事だろう。確かに数人で倒壊させたが正面から戦った訳ではなく大量のC4を手辺り次第に兵器に取り付け、爆破、突然の事に混乱し飛び出してきた兵士を狙い撃っただけだ。軍人にとって冷静さを失うことは死を意味するからな…

「確かにその情報は確かですが姑息な手を多用しているので誇ることではないですよ」

「謙虚デスネー。あの陸軍基地、結構軍隊の中で強いと有名だった筈デース。それに数人の小隊での行動だったのデース、姑息な手を使ってでも厳しい条件下で勝利を手にする十分誇れる戦果だと思いマース」

「そう言っていただける
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