暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
艦隊船の擬人化‐艦隊娘?!
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「ふぅ…」
「ん〜気持ちいいね〜」
長門に案内され、風呂(ドック)に到着。昼間から風呂に入るのはあまり気乗りしなかったが入ってみると悪くは無い。特殊な入浴剤を使っているのか湯に浸かっている部分がどんどんと軽くなっているのがわかる。海軍の技術は発展しているな…。ん?優はどうしたのか?風呂は夜以外にはあまりに入りたくないといって兄貴と一緒に指令室にいるぞ
「やっぱり出撃後はお風呂に限りマース」
「お姉様とお風呂!比喩は嬉しいです!」
「ん?誰か来たのかな〜?」
静かな浴場にペタペタという音と共に話し声が響く。声を聞くに女性か?
「whow!先に誰か来てるみたいデスネ〜」
「折角お姉様と二人っきりだと思いましたのに…」
チャプンとこちらが誰かを確認せずに躊躇なく入ってきた。入浴室には混浴とは書いていなかった筈、ここで見つかると騒がれかねないな…
「ゴメンネ〜お姉さんとの二人っきりを邪魔しちゃって〜」
「別にいいですよ。…ん?何だか声が少し低いようですが喉でも痛めましたか?」
「そんなに低いかな〜?男の中じゃ高い方だと思ってたんだけどな〜」
俺の心配を他所に自ら話しかける李悠。しかも自分が男だということをバラしている…相手が気づかないことを期待するか
「ん…What!?お、男!?femaleデスカ!?」
「そうだよ〜」
「お、お姉様落ち着いてくださいい!き、昨日提督から新しく配属される方がが来られると伝えられたたじゃないですかか!多分その方でははないでしょうかか!」
「冷静そうに装ってるみたいですが凄い声が震えてますよ?」
一瞬の沈黙、そしてバシャンと水が弾ける音と共に浴場に一人の女性の声が響き渡る。もう一人の女性は動揺し過ぎて聞き取れない程声が震えている。やはりバレたか…
「はぁ…言い訳がましいですが少し私の説明を聞いて頂けますか?」
「何か訳がありそうデスネ。聞きましょう」
「ははは、はい!」
−−−−−−−−−−−−−−−−
「成程、テイトクが部屋の確認と必要書類を用意している間入渠(にゅうきょ)して時間を潰していたところ私達が入ってきたという事デスカ」
「はい。つい先程こちらに着いたばかりでして分からないのですが、もしかしてここは女性限定の風呂(ドック)でしたか?」
「そんなことはない筈デース。テイトクもお風呂はここを使ってまスカラ。あ、名前を言ってませんでしたネ。私は帰国子女の金剛と言いマース。そこで変な声を出してるのは妹の比叡デース」
「あうぅ〜」
「金剛さんと比叡さんですね。私は今日からこちらの鎮守府に配属されました貸出兵の暗闇といいます。隣
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