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転生特典をもらっても全て得になるとは限らない
機動戦士ガンダムSEED編
第16話
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スタンスがやってきて窮地を脱せられる筈だがまだ来ないのか!
 そう考えていたその時、突然ミサイルがバクゥに直撃し一瞬動きが鈍った。今だ…!
 突撃機銃でバクゥの足を狙って銃撃を行う。弾はバクゥの右側の前足に当たり軽い爆発が起こる。その間にバクゥ目掛けて急速に接近し避ける暇も与えずに重斬刀で真っ二つに斬り伏せた。バクゥは爆散し、オレはすぐに最後のバクゥの元へ向かう。
 最後の一機は何台ものジープに乗るレジスタンスが放つミサイルや車に積み込まれたバルカン砲での攻撃に翻弄され思うように動けないでいた。バクゥは前足でジープを踏み潰そうとするが運転手の腕がいいのか全て悉く空振っていた。
 そこにストライクがバクゥを狙ってアグニを構える。が、ストライクに狙われているのを悟ったバクゥはすぐにその場から後退を始める。バクゥはアグニの狙いから外れ窮地を脱したかと思っただろうが…

「だが、オレの存在を失念していたのが災いしたな」

 すぐさまスラスターを噴かせて上空に上り突撃機銃をバクゥに放つ。銃弾は後退していたバクゥの周りに着弾しその足を止める事に成功する。その瞬間、ストライクはすぐにバクゥに狙いを定め直してアグニの引き金を引いた。その銃口から発射されたビームはバクゥの胴体を貫き、大きな爆発を起こして最後のバクゥは四散した。











「…終わったな」

 敵を全て撃墜し、この戦闘は終了した。無事着地しストライクの方を見やる。ストライクはアグニを撃った事でエネルギーが完全に無くなりトリコロールの色鮮やかな装甲が全身灰色に代わっていた。そうだな、労いの言葉でもかけておこうか。あいつにとっては久しぶりの戦闘で、その上初の地上での戦闘だった訳だしな。

「お疲れさん、大丈夫か?」
『…はい、何とか』

 モニターに映るキラの様子はかなり疲れているように思えた。もっと何か気の利いた事を言うべきかと考えているとキラはオレにこう訪ねてきた。

『あの…彼らは一体何者なんですか?』
「ん、何者かって?恐らくここいらに陣取ってるレジスタンスだろうな」
『レジスタンス…?』
「ああ。この辺りを占領してるザフトに反抗している原住民って所だろう。…まあザフトと敵対しているがこちらの味方とは限らないし油断はしないようにな」
『はい…』

 レジスタンスは未だこの場から離れずストライクとジンの周りに居座っていた。そういえばレジスタンスにカガリ・ユラ・アスハとお目付役のキサカも参加してるんだったか。さてどこに…………あっ、いた。
 モニターを下に向けジープに乗っている人間を見てみるとストライクのすぐ近くの一台にこの辺りの人間ではないと一目で分かる金髪の勝ち気そうな目の女の子が乗っていた。あれがカガリだろう。カガリはスト
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