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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
六十二話、退院祝
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いる

「あ、龍也君、それお酒だよ?」

「良いの、これくらいは《前世では九歳から飲んでたんだし》」

「まだ子供だから駄目だよ」ヒョイッ

「え〜、一杯位良いじゃん」

「それでも駄目(まるで夫婦なの♪/////)」

顔を赤くしたなのはに怒られながら肉を焼く龍也……

シュールだ……

因みに其を見たフェイト達は……

『(龍也(君)、今度はなのは(ちゃん)にフラグを……!!?)』

心の中で慌てていたりする

「なのはおねぇちゃん、にぃに、おにくとおやさいどうぞ♪」

「え? くれるの?……有り難う、優衣ちゃん♪」

「ありがとうな優衣」

「えへへ♪」

其に気付かない龍也となのはが交互に優衣の頭を撫でると、 優衣は嬉しそうに顔を綻ばせた

…なんか、家族の団欒にしか見えないのは奇跡である…

「あ、龍也君、なのはちゃん」

「「ん?」」

そんな風に和んでいる二人に話し掛けるシャマル……

シャマルの手には……

「シャマルさん……其は何?」

「退院祝に野菜炒めを作ってみたんです♪一口いかがですか?」

龍也の質問に笑顔で答えるシャマル

『シャマル(さん)の料理!?』

シャマルの答を聞いたシャマルの料理の恐ろしさを知っているなのは達は慌てる……

『(いかん、死人が出る!!!!!)』

なのは達全員の心の声が揃った……

「野菜炒めか……全く見えんな……」

「……なんか障気見たいのが見えるな……」

一夏と千冬の織斑家チームは何となく察した……

「あ、じゃあ俺食おうかな?」

「僕も♪」

「良いですよ、どうぞ♪」

『!!?』

唯一知らない和人と竜の二人の言葉に全員が戦慄する

「!? お兄ちゃん、竜君、其は駄目だよ!?」

「和人さん、竜、命は大切にしないと駄目だ!!!!!!!!!???」

「そ、そうだぞ、二人とも、お前らはまだ若いんだ、死に急ぐとはない!!!??」

必死に止めようとする直葉、龍也、千冬の三人

其にたいして二人は……

「大丈夫だって、食べれるので作ったんだから死ぬことはないよ」

「そうそう、確かに見た目は悪いけど、せっかくシャマルさんが作ったんだよ? なら、食べないと勿体無いですよ?」

と言ってシャマルの作った野菜炒めへと 、シャマルが渡してくれたスプーンを伸ばす

「「(……野菜炒めってスプーンを使う料理だったか?)」」

と思いながら、二人はそれを口へと運んだ

「ふむ、見た目は流動食で食感はニチャニチャ……ぐふっ!!?」

「甘すぎて辛すぎて食材の味を全て殺し、 何ともいえない嫌悪感が体中を巡りぐふっ!!?」


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