序章 May―踊り始める現在
What is Zins and IS hunting?/ Troublesome visitor
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で席に戻っていった。
(高飛車気味と聞いていたが意外と真面目なんだな)
それとも一夏が何かしたのか。
「………なんだ?」
こっちの方だな。一夏は見境なく女を落とすって鈴が言ってたし。
また無意識にやらかしたんだろう。
「全員席に着け。授業始めるぞ」
千冬姉と山田先生に皆は慌ただしく席に着いた。
◇
(一夏side)
「さて、今日は最近物騒な事件を起こしたと思われる亡国機業について勉強する。
最初に……」
千冬姉は肘を付いて上手く寝ている優にチョークを投げて起こした。
「痛い……」
「いいから教科書を読め」
「…えーと。亡国機業はZ-ONEによって第二次世界対戦後に創設された組織である――」
簡単に言うと
設立当初は音沙汰はなかったが、6年前のIS狩りを皮切りに活動が活発化。
現在はISISによるISの強奪とIS研究室の破壊、情報工作が主な行為になっている。
目的は不明だが、創設者Z-ONE(ゾーン)がユダヤ人でナチスの虐待を受けていたこと、破壊している研究所が何かしらあると思われる。
と言ったところだ。
「織斑先生。そのIS狩りは文字通り、ISを破壊したことですか?」
「そうだ。第一回モンド・クロッソの上位者を狙った連続IS破壊事件。まぁテレビで見たことがあるだろう」
あの時期はどのチャンネルにしてもそのニュースで持ちきりだった。
特に、ISを展開していたにも関わらず操縦者が亡くなったときは不安を越え、恐怖するものもいた。
そのくらいこの次世代兵器の乱用は世界に大影響を与えた。
「では、亡国機業はどこでISを手に入れたのですか?」
世界でも希少なISをそう簡単に手に入れることはできないはずだ。
「亡国機業はISを使っていない。独自にマルチフォームシステムを開発したのだ。
委員会はこれを「Infinite Features」通称「IF」と呼称。またそのIS狩りに使われたIF一号機を「アインス」と呼称している。具体的には教科書を見た方が良いだろう」
見た目はISと遜色はない。
違うとすれば全体的にスリムな感じなのと装甲の下に羽織があることぐらいだろうか。
(あれ?)
「ちふ…織斑先生、あのアインスの機体数がやけに多いのですが…」
一流企業でもここまで多くの種類は作っていない。と言うより作れない。
だけど、アインス専用機は実験段階のものまで合わせると7機ある。
まだそんなにISを知らない俺でもこれは異常だとわかる。
「それはアインスがIF、ISIS(アイスィス)に対してのみだが現在も使用可能になっている。
実験段階の機体があるのは既成機の改良を行っているためだ。
それから数機体種類が増えるだろう」
大丈
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