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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十六話 ー星の聖域、ですよー
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「デルタテロスの効果発動!オーバレイ・ユニットを一つ使い、フィールド上のカードを発動する!僕はその伏せカードを破壊する!」
「おっと、チェーンして『暗黒界の軍勢』を発動し、墓地から『暗黒界の狩人 ブラウ』、『暗黒界の術師 スノウ』を手札に戻します」
デルタテロスの破壊効果もフリーチェーンによって難なく躱す。だが、悪魔でこれは経過の一つに過ぎない。
「僕は『星輝士 デルタテロス』一体でオーバレイ・ネットワークを再構築!エクシーズ召喚!
星
(
せい
)
なる騎士よ、今此処に輝け!ランク5『
星輝士
(
ステラナイト
)
セイクリッド・ダイヤ』!
「なるほど……、そうきましたか」
新たなエクシーズモンスターの登場に、北斗がゲームを有利な展開に持ち込んでいる事に会場が熱気が帯びる。
「さらに『セイクリッド・ビーハイブ』でオーバレイ・ネットワークを再構築!エクシーズ召喚!ランク6『セイクリッド・トレミス
M7
(
メシエセブン
)
』!」
セイクリッド最強のエクシーズモンスターが揃い踏した状況に冥はやはり笑っていた。
「いいですね、これでこそやりがいがあるってものですよ……!」
「僕はカードを一枚伏せてエンドだ。やれるものなら、やってみろ!」
手札全てを使い切り、万全のフィールドを整えた北斗は今までにないほどに闘志に溢れていた。しかし、だからこそ倒し甲斐があるのだ、と内心で思う。
「ただのモブだと思っていたんですが……やればできるじゃないですか!だからこそ、ぶっ潰す!」
全く負ける気のない冥だが、暗黒界の切り札でもある『手札抹殺』は既に使い、さらにセイクリッドダイヤには闇属性モンスターの効果を無効にし、破壊するというメタ効果がある。そう易々と破れるものでないのは誰が見ても明らかだ。
「私のターン、ドロー!まずは魔法カード『暗黒界の取引』を発動!一枚ドローし、一枚捨てます」
手札交換を行い、何かを墓地へと送った様子の冥。もっともすぐにそれは明らかとなる。
「さらに『暗黒界の門』の効果を発動!ブラウを除外し、『暗黒界の武神 ゴルド』を捨て一枚ドロー!そして、ゴルドの効果発動!このカードを墓地から特殊召喚します!さらに『暗黒界の尖兵 ベージ』を通常召喚!」
門が開き、武神が尖兵を伴い戦地へと現れる。
「さらにゴルドを手札に戻し、グラファを特殊召喚!」
「くっ……!」
易々と展開を許してしまうが、だがこれだけでは終わらない。
「バトル!グラファでセイクリッド・ダイヤを攻撃!」
「その瞬間、リバースカード『エクシーズ・リボーン』を発動!甦れ、『セイクリッド・プレアデス』!」
此処に来て、北斗の代名詞であるプレアデスが復活する。
「攻撃続行します!グラファでセイクリッドダイヤを攻撃
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