暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十六話 ー星の聖域、ですよー
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、カード名を宣言。そして、そのカードが相手の手札にあれば、それを捨て、なければ私がランダムで手札を一枚捨てる。」

ピーピングとハンデスの二つが一枚でできるカードだが、失敗すればアド損。だけど、現在プレアデスの手札には私が渡したグラファが存在するためハズすことはまずない。

「私は『暗黒界の龍神 グラファ』を宣言!そして、もちろんありますよね?」
「ちっ……ほらよ!」

舌打ちを鳴らすと、冥から贈られたプレゼントを投げ返す。冥はそれを危なげなくキャッチすると、にこやかに微笑む。

「ありがとうございます。プレゼントついでに置き土産もどうぞ?」

直後、黒い稲光が夜空を駆け、プレアデスを撃つ。

「グラファは手札から捨てられた時、フィールド上のカードを一枚破壊します。よって、プレアデスを破壊!」
「くっ……」

エースモンスターを破壊されるも、まだモンスターが二体居るためかさして北斗に焦りは見られない。

「しょうがない。バトルだ!『セイクリッド・カウスト』で『トランス・デーモン』を攻撃!」
「ちっ……、『トランス・デーモン』が破壊されたことで除外された悪魔族を手札に加える。私は『魔界発現世行きデスガイド』を手札に加える!」
「それがどうした!『セイクリッド・ポルクス』でダイレクトアタック!」
「きぁあ??」

ポルクスの攻撃を直に喰らい、冥の華奢な体は大きく吹き飛ばされる。しかし、空中で体勢を立て直すと、地面に両脚と片手をついて着地する。そのアクロバティックな動きに観客から驚く声が漏れる。

「……マジで、やってくれましたね」

服についた手で埃を払いつつ、北斗を睨みつける。だが、残りライフに大きな差ができた事で心に余裕が出来たのか北斗に臆する様子は見られない。
今のラッシュで、冥のライフをきっかり半分、2000ポイントまで削ったのを確認し、客席にいる刃と真澄は小さくガッツポーズを取る。

「メインフェイズ2に移行し、僕はレベル4の『セイクリッド・ポルクス』と『セイクリッド・カウスト』でオーバレイ・ネットワークを構築!」

再び紅い渦が地上へと現れ、光球となった二体が吸い込まれていく。

「悪を滅する正義の光よ、ここに光臨せよ!エクシーズ召喚!ランク4『セイクリッド・ビーハイブ』!」

二体目となるエクシーズモンスターが北斗のフィールドに君臨する。……と、同時に架空の宇宙(ソラ)に一筋の光が走る。

「よし、これでターンエンド!」

エンド宣言をすると共に流れ星が落ちた方向へと駆け出していく。北斗にとってこのアクションフィールドは大の得意ステージであり、アクションカードの効率的な確保の仕方は勿論知っている。しかし、冥はその事を知っておりながらも、暫し駆ける彼の背中を眺め、ゆっく
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