暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十四話 ー権現坂流・不動の決闘ー
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のと同じことだ。

「五枚、ドロー!魔法カード『影依融合(シャドール・フュージョン)』発動!手札の『シャドール・ビースト』と『E・HERO アナザーネオス』を融合!影纏いて現れよ!『エルシャドール・ネフィリム』!」
「三体目、だと??」

三枚目の融合カード、三回目の融合召喚。ここまでできるのは、私の知る限りではますみんくらいだろう。

「ジェムナイトに、HEROに、シャドール??なんなのさ、この混沌としたデッキは!」

とりあえず、全てのカテゴリを知っているーー教えたーー徹は訳がわからないと叫び声をあげる。だが、これくらいで驚かれては困る。まだまだ隠し玉はこのデッキに用意されているのだから。

「ネフィリムとビーストの効果発動!ビーストの効果でデッキから一枚ドロー!そして、ネフィリムの効果で『シャドール・ヘッジホッグ』を墓地に。そして、ヘッジホッグの効果で『シャドール・ビースト』を手札に加える!」

三枚も使用したのに手札消費が一枚しかないという……。恐ろしい、シャドール。

「さて、ようやくバトルできるよ。」
「……お前は一人でどれだけやれば気がすむのだ。」

権現坂に呆れるが笑って誤魔化す。
それにソリティアなんて現実では当たり前、日常茶飯事だ。

「じゃあ、バトル!『エルシャドール・ネフィリム』でビッグベンーKを攻撃!」
「っ!正気か!?ビッグベンーKの守備力は3500!対するネフィリムの攻撃力は2800だぞ??」

ネフィリムはその両手に光を溜め、ビッグベンーKめがけ放つ。

「全くの無問題!ネフィリムは特殊召喚されたモンスターと戦闘を行う時、バトルせずに破壊する!」
「なにぃ!ならば、俺は手札から『超重武者装留(そうる) ファイヤー・アーマ』を捨て、効果発動!ビッグベンーKの守備力を800下げ、このターン戦闘及び効果で破壊されなくなる!」

しかし、放たれた極光は寸前で破壊大盾に防がれる。

「ちっ、防がれたか。」
「当たり前だ!不動の極地を求める者として、そう易々とはやられぬわ!」

思わず権現坂の意思の強さをかっこいいと思ってしまう。
ちなみに、いきなりワンターンキルをするにあたり、仲間からドン引きされていたりする。

「じゃあ、メインフェイズ2に移行。私はレベル8のエスクリダオとネフィリムでオーバーレイ・ネットワークを構築!」
「っ!融合の次はエクシーズか!」

2体のモンスターが光球となり、床に現れた光の渦へと吸い込まれていく。

「エクシーズ召喚!ランク8『神竜騎士 フェルグランド』!」

黄金の洋風甲冑に身を包んだ騎士が姿を見せる。
特殊な召喚方法2連続とだけあって、権現坂の門下生達も驚いている。

「くぅぅ〜!融合に、エクシーズ!痺れ〜
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