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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
十四話 ー権現坂流・不動の決闘ー
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はこれくらいでいいだろう。……かかってこい、優希!」

強い意思を持って私に戦いを挑んできた事を確認できた。
これはもう、手加減なんてできない……。むしろ、権現坂の意地を踏み躙る行為に値する。
だから、私にできる事は……。

「いいよ、全力全開で……、完膚なきまでに叩き潰してあげる!
私のターン、ドロー!」

啖呵を切り、デッキからカードをドローする。
手札は上々。闘志は充分!

「私は魔法カード『ジェムナイト・フュージョン』を発動!手札の『ジェムナイト・ラピス』と『ADチェンジャー』を融合!現れろ、『ジェムナイト・セラフィ』!」

いきなりの融合召喚に驚く声とは別に、柚子が絶叫にも似た声をあげる。

「優希がHEROじゃない融合モンスターを!?」
「ジェムナイト??それって、LDSの光津 真澄の使ってた……!」

……他人が使ってるモンスターを使って悪いのか、オイ。

柚子からなぜか裏切り者を見たような視線を向けられ、不満を募らせる。

「さらに『召喚僧サモン・プリースト』を召喚し、効果で守備表示に。そして、墓地の『ジェムナイト・フュージョン』の効果を発動!墓地の『ジェムナイト・ラピス』を除外して、このカードを手札に加える。そして、サモン・プリーストの効果発動!『ジェムナイト・フュージョン』をコストにデッキから『E・HERO ブレイズマン』を特殊召喚!
そして、ブレイズマンの効果によりデッキから『融合』を手札に加え、そのまま発動!」
「っ??二度目の融合だとっ!」

『なにっ、融合は1ターンに一度ではないのか??』などと空耳が聴こえた気がしたが気のせいだろう。

「場のブレイズマンと手札の『E・HERO シャドーミスト』を融合!現れろ、『E・HERO エスクリダオ』!」そして、墓地に送られたシャドーミストの効果により、デッキから『E・HERO アナザーネオス』を手札に加える。」
「むぅ、二度も融合召喚を行い、まだ手札が二枚残るか。だが、いずれも俺のモンスターの守備力は越えられまい!」

自分の防御に絶対的な自信が存在するのか、弱気な態度を一欠片も見せない。だが、私もこれくらいで終わるつもりは毛頭ない。

「『ジェムナイト・セラフィ』の効果により、私はもう一度だけモンスターの召喚が可能となる。私はモンスターをセットする。
そしてぇ!墓地の『ADチェンジャー』を除外し、効果発動!セットした『メタモルポット』を表側に!そして、リバース効果を発動!手札を全て捨て、五枚ドロー!」
「んなっ??この後に及んで手札を五枚まで増やすだと!?」

ザワザワと会場が騒がしくなる。
それもそうだ。遊戯王において、手札は勝利のために必要な要因の一つ。
八咫烏ドローロックなんて決められたら、何もできない
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