暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校〜黒衣の人間主神〜
九校戦編〈下〉
九校戦十日目(3)×最終戦からの対ドウター戦と後夜祭合同パーティーでのダンス
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シーンと踊っているという感じだった。真由美に関しては演奏とステップが合っていないが、そこも優雅に踊る姿を見た者達。

「踊り終えたら、七草会長は上機嫌で次のパートナーを探しに行きましたね」

「そのようだな。一年女子らと踊り終えたのか、他校の女子らがこちらを見ているのは気の所為か?」

「気の所為ではなさそうですが、一条みたいに深雪様とのダンスが終えると上級生のお姉さまの引っ張りダコとは比べものになるくらいかと」

俺らは座りながら、ドリンクを飲んでいると会頭が近付いてきたので少し話した。二人共慣れているので、この場を簡単に話してから空のグラスをウエイトレスを渡してから無言で会頭に付いて行く。大会開幕直前の夜、武装してきた侵入者を捕えた庭には忍び寄る人影も気配もなく静まり返っていた。完全な静寂ではないが、窓が開いているのか僅かな音楽の音が聞こえてくる。

「俺に何用でしょうか?そろそろ祝賀会が始まる頃だと思いますが」

パーティーの後、会場では第一高校貸切の優勝祝賀会が開かれる予定となっている。総合優勝を勝ち取った学校に与えられる些細な特権らしいので、一高チーム幹部であり主力選手である会頭も俺も当然出席しなければならない。

「心配するな。すぐに済む」

振り返って答えるが、大した用事では無いという事だろうか?パーティー途中で俺を連れ出す必要は無いように思えるが、短時間で決着する話題なのだろうか。それと一応なので、気配を消しているが烈と真夜が待機していた。

「織斑、お前は十師族の一員だな?後ろ盾ではなく、本来の家系では一員なのではと俺は推測しているがどうなんだ?」

「確かに俺の強さは十師族かもしれませんが、十師族の一員ではありませんよ」

「そうよね。一真様は一見十師族の一員かもしれないけど、それを言ってしまうと流石に答える訳にはいかないでしょ」

気配を察知した会頭だったが、そこには九島烈と四葉真夜がいた事で驚愕まではいかないが真顔を保っていた。

「九島閣下に四葉真夜様、いつの間にいたのでしょうか?」

「最初からだよ。それに一真様が十師族の一員だとしたら、今後の動きに支障が出るだろう。十文字家代表補佐を務める次期当主殿に助言をするが、織斑家は表では十師族とは関係ない家系であるが、裏では零家とCB総司令官との後ろ盾を持つ者。今更十師族になるべきだと思っていたとしても、権限やら権力については既に知っていると存じている」

「それに克人君は、一真さんの本当の年齢やら容姿を知っている訳なんでしょ?ここで言うけど、一真さんは織斑家現当主であり私の姉である深夜の夫なのよ。零家の分家みたいな感じだから、十師族の一員ではなく蒼い翼とCBの一員なのよ」

そう言った後、会頭は渋々了解と言ってから十師族の
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