出会い
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そいつとの出会いは、偶然だった。
いや、必然なのか。あいつは実は中々の策士ですべて狙ってやったモノなのかもしれない。
それは、生徒が書いたアンケート用紙から始まった。
ぐちゃぐちゃに詰まれたプリントの山。そこから、先ほど書いてもっらたアンケートを引っ張り出す。
「これだから先生は独身なんですよー」このずぼらさなら問題児のあいつに言われてもおかしくない。
いや、現に言われたからこんなに怒ってるんだが。
生徒たちは、当たり障りのない、誰にでもかけるような、普通の回答を書いていた。
悩みの多そうな一番難しい中学2年生ということにもかかわらず、悩んでいる人はごく数人だった。
そんな、アンケートに一際目立つものが一人。
悩みの欄に『授業が退屈でつまらない』とかいてある生徒を発見した。
どんどん下から上へ読み進めていくと、驚くほどの珍回答が待っていた。
いやいや、待て。アンケートは悪魔で個人の考え。何も怒ることはないだろう。と考えを巡らせたが
名前の欄に『天空から舞い降りし伝説の勇者』と書いているこちから。、奴は、私に呼び出しをくらう羽目になってしまった。
田中よ、覚悟するがいい。
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