響ノ章
警備隊
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巡洋艦よ。せめてもの介錯だ。暴れるな」
重巡洋艦は暴れることを止めない。けど、その抵抗も今となれば随分と落ち着いてきていた。もう、何人もで抑えつけるほどでもない。
「死ニタクナイ」
そう、重巡洋艦は確かに言った。その言葉を言うのも痛みで本当に辛いだろうに。現に顔はぐちゃぐちゃに歪んでいた。
銃剣を銃から外して手に構えた彼が重巡洋艦の前にしゃがみこんだ時に、重巡洋艦は体を大きく揺らした。
「死んでくれ。せめてでも、楽に」
彼がいうと、重巡洋艦は目を閉じた。そうして彼は剣を−−−。
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