5部分:第五章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
罪悪感と後悔の気持ちを抱きながら味わう楽しみというのはね。一度知ったら忘れられないものなのよ」
「それが・・・・・・」
「そう、私よ」
沙耶香は言う。
「私は罪、甘美な味を持つ罪」
「ではこのまま」
「そう、堕ちなさい」
誘惑の声はただ放たれただけではなかった。それは少女の心も捉えていた。
「そして。これまで知らなかったものを知りなさい。いいわね」
「罪を犯す愉しさを」
「愉しさを」
沙耶香はさらに言う。
「知るのよ。いいわね」
「はい」
「じゃあここへ」
少女を天幕のベッドへ導く。それは羽毛とシルクのベッドであった。純白の世界がこれから背徳に染まろうとしていた。
「決められた者以外に、それも女に抱かれるという罪」
沙耶香織は少女の服を脱がせながら言う。脱がせながらその身体に触れることも忘れない。
「その罪深さと、そして甘さを教えてあげる。今からね」
そのまま少女を抱いた。二人で快楽の世界へと入っていった。全てが終わった時二人は天幕のベッドの中にいた。二人並んでその深く柔らかい枕に頭を置いていた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ