【IS】一億回負けても、諦めない。
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がバレルロールで方向感覚を失って俺の左にものすごいスピードで落下した。別名イチカメテオである。MP消費30のお得技だが命中率が低いのが玉に傷。IS戦ではほぼ何の役にも立たないゴミ技なのでテストには出ない。
このマヌケめちょっとは成長したかと思ったらそうでもなかったようだな。
「うーん、ロールの時にちゃんと三次元的に自分の位置を考えてないだろ?計器の表示ちゃんと見てターン時に自分がどっち向いてんのか意識してたら普通に出来た筈だぞ?」
「は!?お前ひょっとしてIS機動中に高度計とか座標数値表示したまま戦ってんのか!?」
「そうだけど?」
何言ってるんだコイツ。データ取りのために常時表示したままにしてるに決まってるだろう。
「普通チェックするとしてもバリアエネルギー残量だけだろ!他も見ながら戦ったら頭の中こんがらがって逆に何すればいいか分かんねえよ!!」
「フーン。まぁ練習の時くらい数値気にしながらやってみろよ、感覚掴めるから」
「大成さんはマルチタスクがお上手ですわね……ひょっとしたらBT適正があるかもしれませんわ」
「いやいや、そんな立派なもんでもないって」
実際、最近やったセシリアとの模擬戦は10戦7敗くらいだ。一昨日漸くBT対策戦略を組み立てて勝つことが出来た。最終的な戦法として取ったのがミサイル戦法だった。
というのもブルー・ティアーズの武器は殆どレーザーなので連射性が低く、しかも数で補うBTを操る間はセシリア自身の動きが鈍る。なので単純に対応しなければならないターゲットの数を増やす――要するにありったけのホーミングミサイルを用いた空間爆撃戦法に思い至った。
BTを展開した場合ミサイルを撃ち落とそうとすれば本体が鈍り、逆に回避に専念しようとした場合は連射性の低さがネックになって思うように対応できない。BTを展開した場合、ミサイルの爆発範囲の広さで逆にBT撃破が容易になる。
よって俺は打鉄ちゃんの非固定浮遊部位、装甲、拡張領域にありったけのホーミングミサイルを詰め込んでバカスカ撃ちまくるスタイルに変更した。ついでに腕部にハンドガドリングを装備させて出撃したらB子ちゃんに「どこのヘビーアームズよ!!」とツッコまれた。
ちなみにA子ちゃんは「ぐるぐるヤー!ぐるぐるニャー!」とどっかで聞いた破壊のプリンスの歌を歌って応援してくれた。やだ、なんか可愛い。ルームメイトさん、うちのたっちゃんと交換しない?
ちなみにこれも初見殺しでしかないので、残り2勝はミサイルを主軸に真面目に動きを分析したものだ。結果、セシリアに「二度と模擬戦したくない」と言われてしまった。そんな連れないこと言わないでくれよ。
「だって、戦えば戦うほどブルー・ティアーズが苦手な動き『しか』しなくなっていくんですわよ!?第二世代のウェポ
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